カイル・ウォーカー 写真:Getty Images

 マンチェスター・シティ(イングランド1部)に所属するイングランド代表DFカイル・ウォーカー(34)の退団が近づいており、新天地としてミラン(イタリア1部)が浮上しているようだ。

 2017年7月にトッテナム・ホットスパーからシティに加わって以降、スピードを生かした守備範囲の広さや対人守備の強さを武器にプレミアリーグ優勝などタイトル獲得に貢献してきたウォーカー。しかし、今季はチームの不調を象徴するように精彩を欠くパフォーマンスが続いている。

 そのウォーカーは11日に行われたFAカップ3回戦サルフォード戦でメンバー外に。その試合後にジョゼップ・グアルディオラ監督は「2日前にカイルは海外でプレーしてキャリアを終えるという選択肢を検討したいと申し出た」と語り、イングランド代表DFが退団を望んでいることを明らかにしている。

 そして、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、ミランが新たな右サイドバックのオプションとしてウォーカーの獲得に乗り出したとのこと。同選手は1月にシティを退団することを決意した後、話し合いは続いているようだ。

 まだ、何も合意には達してはいないが、契約条件を理解するために接触しているとのこと。11日に行われたセリエA第20節のカリアリ(イタリア1部)戦では1-1の引き分けに終わり、順位も8位となかなか浮上できないなかで、巻き返し図る後半戦に向けてミランはウォーカーの獲得に漕ぎ着けることはできるのだろうか。