「経営コンサルタント業」の倒産が昨年は154件となり、前年の143件を上回る過去最多を更新したことが話題になっています。

東京商工リサーチHPより

会社の経営を指南するのが本業のコンサルタントが自分自身の会社の経営さえまともに出来なかったということですから、皮肉な話です。

経営コンサルタントに限らず、様々な業界の「専門家」の中にも関わらない方が良い人がいます。

例えば・・・ だらしない体型のトレーナーからパーソナルトレーニングを受けたいとは思いません。 歯並びの悪い歯科医から歯列矯正を受けようとは思いません。 肌荒れしている人に美容相談しようとは思いません。

これらの職種は外見からその人の能力をある程度判断することができます。

私が関わっているお金の世界でも、自分自身の暮らしがお金に翻弄され、老後の不安に怯えている「お金の専門家」をたまに見かけます。そんな自分のお金の不安さえ解消できない人にお金のアドバイスを求めても的確な回答は得られません。

「お金の専門家」は経営コンサルタントと似て、有能なのか無能なのかが見た目だけでは判断できません。

だから、もしお金の相談をするなら、まず相談相手に「あなたの資産金額はどのくらいで、自分の資産をどんな風に運用していますか?」と率直に聞いてみましょう。こちらも自分の資産の内情を公開する訳ですから、相談相手にも同じことを聞くのは決して失礼なことではありません。

自分の資産運用について教えようとしなかったり、教えてもらっても「なんだかなぁ」と思うような人には相談しない方が良いでしょう。

それぞれの業界には専門家がいますが、そのクオリティは玉石混交です。

国家資格を持っている医者や弁護士であっても例外ではありません。ヤブ医者に関わると命を落としますし、悪徳弁護士に関わるとお金が無くなってしまいます。

人生は誰と付き合うかによって大きく変わります。ホンモノの専門家を見極める目を持つことが後悔しない人生に必要です。

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