情報通になろう
先日、業界では著名な「出版プロデューサー」に会う機会がありました。仮にA氏としましょう。元々はコンサルタントらしいのですが経歴不詳です。次のようなやり取りをしました。
尾藤:どちらのファームご出身ですか?
A氏:ファーム?私は2軍ではないので
尾藤:いや、野球のファームではなく、コンサルファームのことです
A氏:イエス!野球チームのコンサルのことですね。お任せください!
尾藤:そうではなくて。どちらのファームご出身かと思いまして
A氏:ワォ!東北のほうです。あちらのファームはいいですね!
尾藤:・・・
本人は、一流のコンサルタントを標榜しているが微妙だと感じました。それでも、出版希望者は大勢いるから、情報が乏しい人に「出版させてあげるよ!」なんて甘い言葉をかけて、お金を搾取する人が増えてくるのです。だから、情報通にならなければいけません。選択する側が賢くならないといけないのです。
本書には、出版に関する基本やノウハウがすべて込められています。「出版とはなに?」「出版するにはどうすればいいの?」を知りたい人には参考になる一冊だと思います。37年間、出版業界に携わってきた著者が、これから著者になりたい希望者に贈る指南書です。
尾藤 克之(コラムニスト・著述家)
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2年振りに22冊目の本を出版しました。
「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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