■“ファタ・モルガーナ”なのか
オルタナティブメディア「Unexplained Mysteries」の記事ではこの浮遊物体が蜃気楼、またの名をファタ・モルガーナ(Fata Morgana)である可能性を指摘している。
蜃気楼として知られているこのタイプの錯覚は、密度の異なる大気の層の中で光が屈折し、地上や水上の物体が浮き上がって見えたり、逆さまに見えたりする現象である。
蜃気楼の中でもファタ・モルガーナは、暖かい空気の層が冷たい空気の層の上に乗っている時(逆転層と呼ばれる)に発生し、水平線のその先に隠れて見えない船などを上空に浮かび上がらせる。とすればこの浮遊物体は水平線の向こうを航行する船舶である可能性が高い。
蜃気楼によって生じる現象は今回のようにきわめて目立つものであることが多く、この地でも長年にわたって何度もその発生が記録されているということだ。
最も一般的に観察されるのは海だが、陸上でも発生する可能性がある。特に砂漠や北極・南極ではきわめて遠くの蜃気楼を見ることができる。また浮かび上がる対象物は空中に浮いているだけでなく、実際よりも大きく見えたり、上下が逆になったりすることもある。
モニカさんの動画はYouTubeに投稿されるや世界中で話題になり瞬く間に再生回数を重ねた。そしてもちろん、これが蜃気楼ではない可能性もまったくないとは言い切れないかもしれない。
提供元・TOCANA
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