50年前にニュージーランドで複数人に目撃されたUFO事件があった。そのうちの1人は至近距離からその謎の飛行物体を見上げ、円盤型の機体をはっきり確認しているのだ。

■飛行場の低空に巨大な浮遊物体

 目撃者が複数人いるUFO目撃事件では、たいていの場合、その正体についていくつかの可能性が挙げられてくるが、中にはまったく解明の糸口がないケースもある。50年前にニュージーランドで起きたUFO目撃事件もその1つだ。

 1969年10月30日の夜、ニュージーランド北東部のセントラル・ホークス・ベイ地区でUFOが至近距離から目撃されている。

 セントラル・ホークス・ベイ地区の最大の街・ワイプクラウにあるワイプクラウ飛行場で夜の巡回警備の任に就いていた警備員のジョン・カドビー氏は、飛行場に隣接する牧草地に何か異変を感じた。

 放牧されている羊たちが、何かにおびえて1カ所に集まっているように見えたのである。職場に連れてきて放し飼いにしている犬の様子もどこかおかしかった。そして掃除機が発するようなハミング音が辺りに響いていることに気づく。

【未解決】巨大UFOが出現、複数人が目撃した円盤の謎! 羊の異常行動と爆発音…ワイプクラウUFO事件!
(画像=「NZ Herald」の記事より、『TOCANA』より 引用)

 格納庫の窓に異常な光が反射しているのを見つけた犬が吠えると、カドビー氏は窓に映る緑、赤、緑と並んだ3つのライトを目撃。そしてハミング音はなんと、空中でホバリングしている「大きな物体」から発せられていることを知る。

 身の危険を感じたカドビー氏は自分の車に乗り込んだ。ライトを点灯させ車の中からこの謎の巨大な浮遊物体を観察すると、直径は20メートルほどもあることが確認できた。そしてハミング音は次第に大きくなってきていた。

 巨大UFOはカドビー氏の車のほうに向かって傾きはじめたのだが、航空機の格納庫の天井に立っている吹流しが非常に速く回転しはじめ、きしむ音を発していたという。そして次の瞬間、吹き流しのポールがまるで居合の巻き藁斬りのように切断されて落ちたという。

【未解決】巨大UFOが出現、複数人が目撃した円盤の謎! 羊の異常行動と爆発音…ワイプクラウUFO事件!
(画像=「ExoNews」の記事より,『TOCANA』より 引用)