初瀬亮 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸は1月8日、DF初瀬亮が海外移籍に向けて交渉していることを公式発表。同選手のSNS投稿が話題を呼ぶ一方、神戸OBのルーカス・ポドルスキと日本人選手によるポーランド1部グールニク・ザブジェ移籍交渉も報じられている。

 初瀬は11日午前にインスタグラムを更新。空港の出発口にいる自身の姿をストーリーズでアップしているが、この投稿を受けて、ネット上で「初瀬の海外移籍決まったんだな」「だいたい決まって後はメディカルチェックと正式契約かな」「公式は出てないが移籍は決定だな。どこの国に行くのかな」といった声が挙がるなど、同選手の海外移籍は確実とみられる。

 一方でポーランドメディア『Przeglod Sportowy』は1月10日に「ポドルスキは最近、とある日本人選手とザブジェ移籍の可能性について話し合っている」と報道。同選手は2024年12月に来日。神戸OB槙野智章氏の引退試合に参加したほか、同クラブとザブジェのパートナーシップ契約締結の調印式にも出席している。

 それだけに、同メディアは「ザブジェが神戸所属選手を獲得するのか、他の日本国内クラブから引き抜くのか、現時点では不明だ」としつつも、「彼は神戸とパートナーシップ契約を締結したが、この方面からザブジェに引き抜く可能性について議論した。このパートナーシップ契約内容には両クラブ所属選手の移籍が盛り込まれている。まだ何も起こっていないが、状況は非常にダイナミックになるかもしれない」などと、ザブジェが神戸から日本人選手を獲得する可能性を報道。初瀬がザブジェへ加入するとなれば、神戸時代のチームメイトであるモトル・ルブリン所属MFセルジ・サンペールと、ポーランド1部リーグで直接対決するかもしれない。

 現在27歳の初瀬は、2019年にガンバ大阪から神戸へ完全移籍。加入1年目はシーズン後半を期限付き移籍先のアビスパ福岡で過ごしたが、わずか半年で復帰。復帰後は2024シーズンまで5年間神戸でプレーしており、2024シーズンはJ1リーグ戦35試合の出場と、クラブのJ1連覇に大きく貢献している。