ジュビロ磐田、FC東京に在籍していたブラジル人MFアダイウトンは、2024シーズン限りでヴァンフォーレ甲府を退団。ブラジル2部昇格組のクルーベ・ド・レモへ加入したが、現地では同選手に対する称賛の声が挙がっている。
現在34歳のアダイウトンは、2015年1月にパラナ・クルーベから磐田へ移籍して以降、およそ10年にわたりJリーグの舞台でプレー。来日1年目にJ2リーグで17ゴールを挙げると、2016年以降も長期離脱こそあったものの、攻撃陣に欠かせない選手として存在感を発揮。2020年から4シーズンにわたるFC東京在籍期間も含めて、J1通算234試合出場で54ゴールをマークした。
そして2024年1月にFC東京から甲府へ完全移籍すると、2024シーズンもJ2リーグ33試合の出場で13ゴールと無双。AFCチャンピオンズリーグ（ACL）2023/24シーズンでも2試合に出場していただけに、ファン・サポーターから残留待望論も湧き起こったが、10年間に及ぶ日本でのプロキャリアに終止符。2024年12月24日にクルーベ・ド・レモへの加入が正式決定した。
そのクルーベ・ド・レモは1月19日に2025シーズンパラナ州選手権の初戦を控えているが、アダイウトンは早速新天地で高評価を得ている模様。パラナ州のサッカー事情に詳しいマグノ・フェルナンデス記者は10日、Xでこう綴っている。
「クルーベ・ド・レモのトレーニングで好パフォーマンスを発揮している選手の中で、一際注目を集めているのがストライカーのアダイルトンだ。私が聞いたところ、ここ10年間日本でプレーしていたアダイウトンは、ロドリゴ・サンタナ監督のもと良い振る舞いを見せている」
磐田時代にも名波浩監督から「ナイスガイ」などと、性格の良さを絶賛されていたアダイウトン。早速、Jリーグでのプレー経験をクルーベ・ド・レモで活かしているようだ。
