セレッソ大阪 写真:Getty Images

 アーサー・パパス監督招へいのセレッソ大阪は1月9日、ヨドコウ桜スタジアムで新体制発表を開催。梶野智統括部長がファン・サポーターやメディアに向けて今後の補強方針等を説明も、ネット上では同部長に対する厳しい意見が噴出。同クラブの体制を巡っては、元日本代表MF香川真司のSNS投稿に注目が集まっていた。

 X上では梶野部長による会見の様子が、およそ10秒間の動画により拡散。同部長は「このチームを任せるに選んだ監督が、パーパー・アサスさん…アーサー・パパスさんです」と発言。監督の名前を言い間違えたことを受けて、「パーパーアサスはもう今年の流行語大賞決定です」「これは面白すぎる!」という声が挙がる一方で、一部から「監督の名前を言い間違えるのは、どうかと思う…」「パパス監督に失礼」といった批判も。Xで「パーパーアサス」がトレンド入りするなど、ファン・サポーターの間で話題になっている。

 また梶野部長は、ファン・サポーターに向けて「怪我人が出て勝てない試合が続いた」「全員のマインドを同じ方向に向かわせることができなかった」などと、2024シーズンの戦いに言及。「逃げずに前に進めることが私の責任」などと、続投の意思を示した。

 ただ、こうした発言内容に対して「低迷の責任を小菊監督やスタッフ、現場の選手達に背負わせ、その一因である梶野統括部長が、そのままチーム強化に携わり、チームを評価し、補強人事を進めている事に違和感しかない」「梶野部長のお気持ち表明はもういい」「早く辞任して」という辛辣な声が。FWレオ・セアラが鹿島アントラーズへ完全移籍したこともあり、補強に関する否定的な意見も湧き起こっている一方、「俺は梶野さんを支持している」「何でもかんでも梶野部長を批判するのは違う」など反対論も見受けられる。

 C大阪の現体制に複雑な思いを抱いている可能性のある人物として、ファン・サポーターの間では以前から香川の名前が挙がっている。同選手は2024年7月、親交の深いMF清武弘嗣がサガン鳥栖へ期限付き移籍するにあたり、インスタグラムで「正直キヨにはもっと相応しい送り出し方があったと思う」などと投稿。一部からは、功労者に対するクラブ幹部や強化部の接し方を疑問視する声が挙がっていた。