Jリーグ 写真:Getty Images

 ブラジル1部ECバイーア所属のブラジル人FWラファエル・ハットンに、アルビレックス新潟時代以来10年ぶりとなるJリーグ挑戦の可能性が浮上している。

 現在29歳の同選手は、身長183cmで右利きのアタッカー。ブラジル国内の複数クラブを経て、2015年8月にポンチ・プレッタから新潟へ期限付き移籍も、J1リーグで出場機会なし。天皇杯1試合の出場にとどまり、シーズン終了後に退団していた。

 新潟退団後はブラジル、韓国国内クラブを渡り歩き、2018年夏には欧州挑戦。ウクライナ1部ゾリャ、スロバキア1部SKスロヴァン・ブラチスラヴァを経て、2021年8月末にブラチスラヴァからトゥールーズへ完全移籍。FWオナイウ阿道とポジション争いを繰り広げるなか、リーグアン(フランス1部)通算30試合の出場で5ゴール4アシストをマークした。

 2023年7月にトゥールーズからバイーアへ移籍したハットン。加入1年目はブラジル1部リーグ戦8試合のスタメン出場で4ゴールを挙げるも、2024シーズンはリーグ戦19試合の出場で1ゴール2アシスト。スタメン出場ゼロと控え要員に甘んじている。

 ブラジルメディア『Bahia Notícias』が1月9日に伝えたところによると、同選手のもとにはJリーグクラブからオファーが届いているとのこと。移籍交渉が進んでいるほか、スペインでのプレーシーズンツアーに帯同しないことがほぼ確実だという。

 なおドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、ハットンとECバイーアの契約期間は2026年12月まで。市場価値は250万ユーロ(約4億円)だという。同選手は9日時点で鹿島アントラーズの公式インスタグラムアカウントをフォローしているが、鹿島はセレッソ大阪からFWレオ・セアラを獲得するなど、前線の編成はほぼ完了。梶野智統括部長が外国人選手2名の獲得を明言したC大阪などが移籍先の候補として考えられる。