日没後、アジがもう10尾は軽く釣れたので、そろそろ本格的にメバルを探すことにした。まだレンジが入っているはずなので、タングステンの1gのジグヘッドをストラクチャー周りに落として10カウントほど沈めてから、リトリーブする。スローリトリーブでバシッとかけたが、この魚もアジだった。

メバリング釣行で本命不発も28cmを頭に良型アジがヒット【大阪・泉大津】いくつでもアジがくる(提供:TSURINEWSライター井上海生)

この日最大は28cmと自己レコードタイ。それならもう、30cmが釣れてくれよ。そんな話でもないか。

最後はキジハタが登場

メバルがなかなか出ない。スポーンのタイミングには本当に「無」になる時期がある。この日はどうやらばっちりその「無」の時期に当たってしまったらしく、結果的にメバルは音沙汰なし。アタリすら一切なかった。途中からはプラグを遠投して潮に流して釣るという釣り方も一応試したが、オープンに出ているメバルも見つけられなかった。

メバリング釣行で本命不発も28cmを頭に良型アジがヒット【大阪・泉大津】プラグについたキジハタ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ただ、またしてもキジハタが登場した。冬に釣れるのは、今年2度目。盛期の夏ではないので、ぬるっと淡い感触で上がってくる。カサゴともメバルとも違う、なんという手ごたえのなさか。

寒すぎて撤退

この日は寒さに備えて徹底的に防寒してきたうえ、もう1つ下着を持ってきていたが、それを使っても釣っていられない寒さになって、帰り路に歩くことも考えて21時には納竿した。それでもまあまあやっていたと思うが、何よりも途中からはアタリのなさに耐えられず。そっちの寒さに屈してしまった。

帰り際にiPhoneの天気を見てみると、なんと体感温度マイナス3℃だったらしい。風が当たらない場所で釣っていたので、そこまでとは思わなかったが、釣りができるぎりぎりの寒さだったと思う。海の表層は外気温の影響も大きく受けるというので、もしかすると数少ないメバルにとっても海面は厳しい寒さだったのかもしれない。今冬は垂水で釣れた小さなメバル以上を望まぬようにしよう。