古橋亨梧 写真:Getty Images

 MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)のアトランタ・ユナイテッドは1月8日、J2降格のサガン鳥栖からFW富樫敬真を完全移籍により獲得すると公式発表。その裏で、スコットランド1部セルティックから日本代表FW古橋亨梧を獲得する可能性が取りざたされている。

 MLSの公式サイトでは、8日午後に「アトランタ・ユナイテッドはセルティックから古橋を特別指定選手として獲得した」という内容の記事をリリースも、掲載直後に削除。現地では「アトランタが古橋を獲得しても驚かないかな」「リリース時刻を間違えたのでは?」などと、フライング発表の可能性が指摘されている。

 一方、古橋は同日開催のスコットランド1部リーグ戦で途中出場。チームメイトのFW旗手怜央とFW前田大然がゴールを決めたが、自身は無得点に。2024/25シーズンはここまでリーグ戦20試合の出場で8ゴール3アシストをマークも、2024年12月以降は8試合中4試合でベンチスタート。FWアダム・イダとのポジション争いがより一層激しくなっている。

 2023年7月、セルティックと2027年6月までの4年の契約延長を行った古橋だが、去就は不透明である模様。2024年8月にマンチェスター・シティ移籍の可能性が報じられると、12月には英紙『デイリーメール』が「アトランタが古橋へのオファーを準備」とリポート。セルティックは移籍金1000万ポンド(約20億円)以上のオファーが届けば、同選手の放出を容認するという。

 2025年1月20日に30歳の誕生日を迎える古橋。イギリス国内で以前から年齢を根拠に「古橋を欧州クラブへ高額の移籍金で売却することは困難」という論調があるだけに、MLS移籍の可能性も考えられる。