さて、ここまでは渋沢榮一とねぎの話ばかりしてきましたが、ここからはそれ以外の深谷を紹介していきたいと思います。
七ツ梅酒造跡バスの時間が合わなかったので、タクシーで深谷駅に戻る途中に寄ったのが旧七ツ梅酒造跡。江戸時代から300年続いた酒蔵でしたが今は廃業、ここは空き家になっています。ところが中に足を踏み入れるとー
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!!!
なんともシュールな物体が目に飛び込んできました。netflixの「忍びの家」でここがロケ地になった際に使われたセットが残されているそうです。びっくりした。。。
ここ、七ツ梅酒造跡は酒蔵跡を利用した昭和風の商店街になっていて地元の方の人気の観光スポットになっています。
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台湾点心「台湾荘」。
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雑貨やドリンクを販売する「からんころん洞」。
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深谷の象徴、レンガ造りの蔵がここに。
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造り酒屋のであったことを物語るレンガ煙突が残ります。
蔵や煙突を眺め酒蔵であったことを偲びつつ昭和レトロな町並みを歩きます。かなり作りこまれていて昭和中期の世界にタイムスリップしたかのよう。この時代にはまだ生まれていませんでしたがどこか懐かしい気持ちにさせてくれました。
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深谷駅から徒歩圏内で見ることができるレンガ煙突です。
深谷駅に戻る途中、もうひとつレンガ煙突を見かけました。こちらは酒蔵藤橋藤三郎商店さんのレンガ煙突。東白菊(あずましらぎく)という銘柄で現在も醸造を続けています。レンガ煙突は今はもう使われていませんが埼玉県の景観重要建造物として遺されています。
歩き終わったあとにはすっかり日も落ちてしまっていました。渋沢榮一とねぎ以外何があるのか、と正直疑問に思っていたところがあるのですがとても見どころの多い町でした。
バスなどが公共交通機関が少ないのが難ですが、車ならより効率的に回れるかもしれません。新一万円札発行で今が旬な深谷。渋沢以外の魅力も感じながら訪ね歩いて見てください。