自己への評価を求めている時点で、この人は総理として終わっているのである。

猛反発されても、学生運動が起きても日米安保に踏み切った岸信介のようにやれとは言わないが、石破茂から政治家としての矜持やビジョンが何も見えないことが大きな問題だ。彼はメディアに出ている際、常に時の政権を「評価」し続けてきた。この評価が問題だった。政治家は評価される立場であって、政権や政策を評価していては、自分の役割を忘れたと言われかねない。

この対談の中で、小泉進次郎が総裁選で敗れた点に言及し、石破茂の次は進次郎が出てきて、世代交代すべきだという意見については、全面的に賛同できないにしても、総理総裁の「覚悟」に触れた点は、私は同意する。

もちろん、時代が変われば政策は応変自在に変化すべきものだが、政治家の覚悟はいつの時代も変わるものではないだろう。

以後、

・トランプは石破茂を相手にしていない

続きはnoteにて(倉沢良弦の「ニュースの裏側」)。