■地下巨大空間で人間の3倍の身長の巨人の骨

 そして、もう1つの地下世界の巨人は米ミズーリ州で報告されている。

 1885年の「ニューヨーク・タイムズ」紙の記事では、ミズーリ州ランドルフ郡のモバリー近くの炭鉱作業員、デビッド・コーツとジョージ・キーティングの2人の男性が、地下110メートルの地点で古代の巨大な地下都市を発見したという驚くべきニュースが報じられている。

 2人の作業員は、坑道を掘り進めていたところ硬く分厚い溶岩層に出くわし、何とか溶岩層を突き抜けたところでアーチ型の巨大な空間に出ることになったのだ。

「地下世界で眠る巨人と会った」2つの驚異的実話とは!?知られざる“古代の神々”の秘密
(画像=イメージ画像 Created with DALL·E、『TOCANA』より 引用)

広大な空間を形成する壁と天井は美しい石で囲まれており、床には石造りのベンチと何らかの機械がいくつも置いてあった。さらに、光沢のないブロンズのようなものでつくられた彫像がいくつもあった。そして広場には石造りの噴水もあり、実際に水が噴き出していた。

 2人がさらに空間を進んで行くと、暗闇の中で何千年もの間そこに安置されていたと思われる巨人の脚の骨を発見する。大腿骨は1.4メートル、脛骨は1.3メートルであったことから、人間の3倍の身長の巨人であることが推測された。

 ほかにも青銅と火打ち石のナイフ、石と花崗岩のハンマー、金属製のノコギリなども見つかり、素晴らしいスキルと高度な技術を持った文明の証拠が示された。

 この驚くべき発見について、2人の作業員は周囲はもちろんメディアや当局にも話したのだが、この「ニューヨーク・タイムズ」紙の記事が出たのみで、どういうわけか続報はどこからも聞かれることはなかった。

 アメリカの学術研究機関である「スミソニアン協会」によって隠蔽されたという噂も一時流れたが、ともあれこの話題についてはその後まったく語られることはなくなった。坑道と繋がった広い空間にその後調査が入ったのだろうか。そして巨人の骨はどこへいったのか? どちらのケースも場所がはっきり特定されているだけに、今後何らかの動きがあってもおかしくないのかもしれない。

文=仲田しんじ

提供元・TOCANA

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