■道具の片付けにも

習字で書き損じたり、選ばなかったりした反古(ほご)紙をめぐっては、なかには集めてリサイクルしている学校や団体もあるが、墨を完全に取り除くことが難しく再生紙の原料に向かないこともあり、可燃ごみとして廃棄するよう呼びかけている自治体も多い。

反古紙は使い終わった硯などを片付ける際に、道具の墨を吸わせて拭くのに使うほか、新聞紙代わりに濡れた靴に丸めて入れるなどの使い方をしている人もいるようだ。