カエターノ 写真:Getty Images

 J1連覇・天皇杯優勝のヴィッセル神戸は、ブラジル1部コリンチャンスから移籍金ゼロでDFカエターノを獲得することが決定的に。コリンチャンス幹部にくわえて、選手本人も移籍を認めているが、同選手のSNS投稿が反響を呼んでいる。

 サントス、SCインテルナシオナルといったブラジル国内クラブからの関心が報じられていたカエターノだが、ブラジル人のホルヘ・ニコル記者は2024年12月25日にXで「カエターノはヴィッセル神戸移籍に向かっている。3年契約のオファーが届いている」と報道。

 ブラジルの移籍市場に詳しいヴェネ・カサグランデ記者は3日、Xで「コリンチャンスとの契約を更新せず、フリーとなっていたカエターノは本日、ヴィッセル神戸と正式に3年契約を締結した」と伝えている。

 またガンバ大阪、清水エスパルスOBであり、現在コリンチャンスのディレクター職を務めるファビーニョ・ソルダード氏は「カエターノは素晴らしい選手。コリンチャンスでの働きぶりは見事だった。我々は日本での新たな挑戦が成功することを願っている」とコメント。同選手の神戸移籍報道が事実であることを認めていた。

 すると選手本人は6日にインスタグラムを更新。コリンチャンスでプレーする自身の姿をアップした上で、こう綴っている。

 「今日、両手を広げて僕を歓迎し、忘れられないものをもたらしてくれたクラブに別れを告げる。素晴らしいチームメイト、そして世界で最も情熱的なファンとともに様々なことを学んだ数年間だった。このクラブでともに過ごしたすべての人に感謝したい。コリンチャンスはいつまでも僕の心の中にあり続けるだろう」

 この投稿には、コリンチャンスのファン・サポーターから数多くの感謝のメッセージが寄せられているほか、元柏レイソル所属選手のFWペドロ・ハウルも「いつも神のご加護がありますように!」などと、カエターノの更なる成功を祈願している。