菅原由勢 写真:Getty Images

 プレミアリーグのサウサンプトンに在籍する日本代表DF菅原由勢が、2024/25シーズン現在ダントツで最下位に沈むチームの現状と、新たに就任したイバン・ユリッチ監督のプレースタイルについて、UKメディア『Daily Echo』のインタビューで語り、1月3日に公開された。

 49歳のユリッチ監督は、前任のラッセル・マーティン監督が指揮していたチームを引き継ぎ、積極的な攻撃を重視する戦術を導入しているようだ。菅原は「以前はボール保持を重視していたが、現在はボールを奪ったらすぐにゴールを狙う姿勢を求められている。後方へのパスは控えるよう指導されており、攻撃的なプレーが重要視されている」と語った。

 ユリッチ監督のもと、同クラブに在籍するナイジェリア代表FWポール・オヌアチュも新たな役割を担っている。身長2メートルのオヌアチュは、相手ディフェンスにとって脅威となるターゲットマンであり、彼を起点に他の攻撃陣がスペースを得られると菅原は評価。「彼の存在は攻撃に大きなバランスをもたらし、新たなオプションとして非常に効果的」と言及している。

 現在リーグで1勝しか出来ておらず最下位に沈んでいるサウサンプトン。降格圏脱出から10ポイント差の厳しい状況にあるが、菅原は「新監督がもたらす新しいスタイルに良い感触を得ている」と前向きだ。今2024/25シーズン、ブレントフォード戦(1-3)でプレミアリーグ自身初のゴールを挙げた菅原はチームに貢献する意欲を見せており、「勝利のために再びゴールを決めたい」と語った。

 ユリッチ監督が指導する攻撃的なスタイルの成果が表れ、サウサンプトンがリーグ戦で2勝目を挙げる日はいつになるのか、ファンは選手と監督を信じて待つしかなさそうだ。