昨年11月中旬から就任したルベン・アモリム監督が率いているマンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)で構想外の扱いを受けているイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードには今冬の移籍市場で退団する可能性が取り沙汰されている。
ユナイテッドの生え抜きで「10」番を背負うラッシュフォードは、今季もここまで公式戦23試合で7ゴールを記録。しかし、12月15日のマンチェスター・シティ(イングランド1部)戦でベンチ外になると、それ以降は出場機会がない状況が続いている。
イタリア『スカイ』によれば、ミラン(イタリア1部)がラッシュフォードの獲得に興味を持っており、状況をさらに調べるためにユナイテッドと今後数日以内にコンタクトを取る予定だという。ただ、イングランド代表FWの年俸面がネックになるようだ。
ラッシュフォードはユナイテッドで年俸1400万ユーロ(約22億6000万円)前後を受け取っており、この金額はミランにとって障壁に。半年ローンとなれば年俸の半分を支払わないといけないが、ユナイテッドの援助なしではラッシュフォードの移籍オペレーションは実現しないとみられている。
なお、ラッシュフォードはユナイテッドと2028年夏まで契約を結んでいるなかで、「個人としては新しい挑戦と次のステップに進む準備はできていると思う」と退団を示唆。サウジアラビア方面からのオファーを拒否したとされている同選手だが、どのような結末が待っているのだろうか。