運用・家計

プロミスとアイフルどっちがいい?金利や審査の違いを比較!!

更新日:2025/06/13

「急な出費でお金が必要になったが、どのカードローンを選べばいいのだろう…」「プロミスとアイフル、どちらがいいのか分からなくて決められない!」

そう迷う人も多いだろう。結論としてプロミスは「融資スピードを重視し、とにかく早く借りたい人」に、アイフルは「柔軟な審査を期待する人」や「周囲にバレずに借りたい人」におすすめだ。

なお、「プロミスアイフル」と検索する人の多くは、単にこの2社を比較したいだけでなく、自分にとって最もメリットのある消費者金融を見つけたいと考えているのではないだろうか。

本記事では、プロミスとアイフルに加え、大手消費者金融のアコム、そしてレイクも含めた4社について「どのような人におすすめなのか」を詳しく解説する。この記事を読めば、自身の状況にぴったりのカードローンが見つかるだろう。

すぐにお金を借りたい人はプロミス長期の利用を考えている人はアイフル
(画像=MONEY TIMES編集部)
プロミスがおすすめの人とその理由
  • おすすめの人:
    圧倒的な融資スピードを求める人
    • 理由①:融資スピード最短3分!最短3分融資は業界トップクラス!「今すぐ必要!」に応えます。
アイフルがおすすめの人とその理由
  • おすすめの人:
    「他社で審査が不安…」「とにかく早く借りたい!」人
    • 理由①:柔軟な独自審査! 独立系企業で独自の審査基準を持つため、他社とは異なる柔軟な審査対応が期待できます。
    • 理由②:最速の融資スピード! 最短18分融資は業界トップクラス!「今すぐ必要!」に応えます。

プロミスとアイフルはいずれも大手消費者金融であり、サービス内容には似たところも多い。どちらを選ぶべきか迷う場合は、 「今すぐ必要か」「将来に備えるか」を考慮すると良いだろう。

この記事では、金利や融資スピードなど、様々な項目を比較し、どちらがご自身に合っているかの判断材料を提供する。

目次

  1. プロミスとアイフルの違いは?金利や融資スピードなど徹底比較!
    1. 上限金利はプロミスの方が0.2%低いので利息負担を少し軽くできる
    2. 借入限度額はアイフルの方がプロミスより高い
    3. 融資スピードはプロミスの方がアイフルより15分早い
    4. 無利息期間はプロミスもアイフルもどっちも30日間
    5. 審査受付時間はどっちも24時間!電話の場合プロミスのほうが対応時間が長い
    6. ATMはプロミスの方が多く手数料無料にできる
    7. 返済方法はプロミスのほうがアイフルより利便性が高い
    8. 返済日はアイフルの方がプロミスより自由度が高い
    9. 申込条件はプロミスの方が緩やか
    10. 審査通過率はプロミスの方が高めだがアイフルは柔軟な審査を期待できる
    11. 在籍確認はどっちも原則電話なし
    12. 新規利用者数はアイフルの方がプロミスより多く人気が高い
    13. スマホアプリはプロミスもアイフルもどっちも利用しやすい
    14. レディースローンはプロミスよりアイフルの方が女性への配慮が充実
  2. プロミスは「圧倒的な融資スピードを求める人」におすすめ
    1. プロミスの基本情報
    2. プロミスのメリット・デメリット
    3. プロミスの口コミ・評判
  3. アイフルは「周りにバレずに借りたい人」や「独自の審査基準を期待する人」におすすめ
    1. アイフルの基本情報
    2. アイフルのメリット・デメリット
    3. アイフルの口コミ・評判
  4. プロミス・アイフル以外でおすすめの消費者金融はアコムとレイク
    1. レイクは「無利息期間を最大限活用したい人」や「審査結果を早く知りたい人」におすすめ
    2. アコムは「審査に不安がある人」や「初めてのカードローン利用で安心感を求める人」におすすめ
  5. よくあるQ&A

プロミスとアイフルの違いは?金利や融資スピードなど徹底比較!

プロミスとアイフルを徹底比較
(画像=MONEY TIMES編集部)

プロミスとアイフルは、どちらも大手消費者金融として高い知名度と利便性を誇るカードローンだが、そのサービス内容には細かな違いが存在する。両社の比較を通じて、自身の利用目的や状況に最適な一枚を見つけることが重要だ。

上限金利はプロミスが上限0.2%低く、融資スピードもプロミスが最短3分と圧倒的に速い ため、利息を抑えたいときや急ぎでお金が必要な場合に有利だ。

無利息期間はどちらも30日間だが、プロミスは「初回借入日の翌日」から適用されるため、より無駄なく利用できる可能性がある。

一方、借入限度額はアイフルの方が高く 、高額な融資を希望するならアイフルが有利となる。女性向けのサービスも、アイフルの「SuLaLi」が女性専用ダイヤルやカードデザインでよりきめ細やかな配慮がされている

電話での問い合わせ時間やATMの手数料無料化(三井住友銀行ATM利用)ではプロミスが、返済日の自由度や新規利用者数ではアイフルが優位に立つ。インターネットからの申し込みは両社24時間対応、在籍確認も原則電話なしと、共通の利便性も多い。

このように、 金利やスピード重視ならプロミス、高額融資や女性向け配慮を求めるならアイフル がそれぞれ強みを持つ。自身のニーズに合わせて最適な選択をすることが、賢いカードローン利用の第一歩となるだろう。

プロミス
プロミスのロゴ
アイフル
アイフルのロゴ
審査時間 最短3分(※1) Web申込の場合最短18分(※1)
金利 年4.5%~17.8% 年3.0%~18.0%
無利息期間 初回借入日の翌日から30日間(※2) 初回契約日の翌日から30日間
借入限度額 500万円 800万円
審査通過率 35.6% 34.6%(2024年9月)
カードレス
Web完結
郵送物なし
在籍確認方法 原則、電話での在籍確認がない 原則、電話での在籍確認がない
運営会社 SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 アイフル株式会社
詳細 詳しくはこちら 詳しくはこちら
出典:プロミスアイフルより筆者作成(2024年12月22日現在)
※1 申込時間や審査により希望に添えない場合がある
※2 メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要

上限金利はプロミスの方が0.2%低いので利息負担を少し軽くできる

プロミスはアイフルよりも上限金利が年0.2%低く、これにより利息負担をわずかながら軽減できる。具体的に、プロミスの上限金利は年17.8%であるのに対し、アイフルは年18.0%だ。

【プロミスとアイフルの金利を比較】
プロミス 年4.5%~17.8%
アイフル 年3.0%~18.0%

下限金利はアイフルの方が低いが、これが適用されるのは多額の融資を受ける優良顧客に限られる。初めてカードローンを契約する人や、借入額が少ない場合は、ほとんどのケースで上限金利が適用される。

そのため、比較すべきは「上限金利」であり、プロミスの方が年0.2%低い設定となっているのだ。

この0.2%の差が、実際の返済においてどれだけの影響を与えるのか。元金が返済のたびに減っていくことを考慮した、より現実に近いシミュレーションで確認してみよう。

【シミュレーション】50万円を借りて、毎月2万円ずつ返済した場合
比較項目 プロミス(年17.8%) アイフル(年18.0%)
毎月の返済額 20,000円 20,000円
完済までの期間 32ヶ月 32ヶ月
利息総額 118,825円 122,793円
差額 - 3,968円

上記の通り、毎月同じ金額を返済しても、最終的に支払う利息の総額には約4,000円の差が生まれる。

これは、日割りで計算される利息が、金利の低いプロミスの方が毎日わずかに少なく済むためだ。返済総額を少しでも抑えたいと考えるなら、この上限金利の差はプロミスを選ぶ十分な理由となるだろう。

プロミスの
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借入限度額はアイフルの方がプロミスより高い

【プロミスとアイフルの融資限度額を比較】
プロミス 500万円
アイフル 800万円

借入限度額は、アイフルが800万円、プロミスが500万円と、アイフルのほうが大きい

ただし、初回から限度額いっぱいまで借りるケースはほとんどないため、実際の利用では大きな差にはなりにくい。

そもそも消費者金融は、貸金業法の「総量規制」により、年収の3分の1を超える金額を借りられない。たとえば、年収500万円の人が借りられる上限は150万円になる。

過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。例えば、年収300万円の方が貸金業者から借入れできる合計額は、最大で100万円となります。

出典:日本貸金業協会 お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)

800万円を借りるには、年収が2,400万円以上必要になるため、実際には限られた層しか利用できない。

そのため、プロミスとアイフルを比較する際、一般的な利用者にとっては借入限度額の違いはあまり重要ではないことを理解しておこう。

融資スピードはプロミスの方がアイフルより15分早い

公式サイトで明示する融資スピードを比較すると、プロミスはアイフルよりも15分早い。

具体的に、プロミスは最短3分での融資を公式に謳っているのに対し、アイフルは最短18分である。

【プロミスとアイフルの融資スピードを比較】
プロミス 最短3分
アイフル Web申込の場合最短18分

もちろん、これはあくまで「最短」の時間であり、実際の融資時間は審査状況や申込の時間帯によって変動する可能性はある。

とはいえ、両社が公式に明示している「最短時間」には明確な差があるため、融資スピードを重視するのであれば、プロミスを選ぶメリットは大きい。

たとえば、急な出費で今すぐにでも資金を用意したいという状況では、たった15分の差が大きな安心感につながる可能性がある。特に、スマートフォンからの申込やWeb完結型の手続きを活用すれば、よりスムーズに融資を受けられるケースも多い。

このスピードを支えているのが、プロミスの「瞬フリ」というインターネット振込サービスだ。

これは、三井住友銀行や三菱UFJ銀行をはじめとした全国約200の金融機関へ、24時間365日、最短10秒で振込手数料0円で送金するサービスである。

Webで申し込み、審査通過後にこのサービスを利用することで、曜日や時間を問わず迅速に資金を手にすることが可能となる。

ただし、最短時間での融資には以下の条件がある。

  • 申込情報に誤りがなく、必要書類が不備なく提出されていること
  • 審査対応時間内(9時~21時)に申し込みが完了していること

プロミスの
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無利息期間はどちらも30日間!ただし適用開始日が両社で違う

【プロミスとアイフルの無利息期間を比較】
プロミス 初回借入日の翌日から30日間
アイフル 初回契約日の翌日から30日間

無利息期間の使い勝手では、「初回借入日の翌日」から日数がカウントされるプロミスの方が、多くの利用者にとって有利な仕組みとなっている。

この「起算日」の違いは、返済総額に影響するため、必ず理解しておくべきだ。

例えば、4月1日に契約だけを済ませ、給料日前の4月20日に初めてお金を借りたケースを考えてみよう。

▼アイフルの場合
契約日(4月1日)の翌日から無利息期間が始まるため、実際に借りた4月20日時点では、すでに期間の20日近くを消費してしまっている。無利息で借りられるのは、残りの10日間程度だ。
▼プロミスの場合
実際に借りた日(4月20日)の翌日からカウントが始まるため、そこから丸々30日間の無利息期間を活用できる。

このように、「念のために契約だけしておき、必要な時だけ借りたい」と考える人にとっては、プロミスの無利息期間は無駄がなく、有利な条件と言える。

審査受付時間はどっちも24時間!電話の場合プロミスのほうが対応時間が長い

【プロミスとアイフルの審査受付時間を比較】
プロミス Web・アプリからの申込は24時間365日、
自動契約機や電話は9:00~21:00(※1)
アイフル Web・アプリからの申込は24時間365日、
自動契約機は9時~21時、電話は9時~18時
※1 契約機により営業時間が異なります。

結論から言うと、プロミスとアイフルはどちらもインターネットからの申し込みであれば24時間365日受け付けている。つまり、深夜や早朝であっても、自分の都合の良い時にWeb上で申し込み手続きを進められるため、忙しい人にとっては大きなメリットだ。(ただし注意すべきは、これはあくまで「申込受付」の時間であり、審査自体は審査対応時間内(通常9時~21時)に行われる。深夜に申し込んでも、審査が開始されるのは翌朝以降となる。)

電話で直接相談したい場合や、オペレーターと話しながら手続きを進めたいと考える場合は、両社で対応時間に違いがある。プロミスの電話申し込み・問い合わせ窓口は午前9時から午後9時まで対応している。一方、アイフルは午前9時から午後6時までの対応だ。

電話でのサポートを重視するなら、プロミスの方がアイフルより3時間長く対応しているため、日中に時間が取れない人でも、仕事終わりなどに相談しやすいだろう。

ただし、即日融資を目指す場合は、電話での申し込みであっても、受付時間内のできるだけ早い時間に手続きを完了させるのが鉄則だ。

プロミスの
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ATMでの借入・返済の利便性やお得さはプロミスの方がアイフルより優位

ATMでの借入・返済の利便性やお得さを比べるとプロミスはアイフルより優位だ。

【プロミスとアイフルのATMでの借入・返済の利便性・お得さを比較】
プロミス インターネット振込、スマホアプリ、専用ATM、提携ATM、
プロミスコール(電話)
アイフル 振込、スマホアプリ、専用ATM、提携ATM、電話
【借入れが可能な提携金融機関】
アイフル プロミス
セブン銀行
三井住友銀行
ローソン銀行
イオン銀行
三菱UFJ銀行
西日本シティ銀行
Enet
十八親和銀行
ゆうちょ銀行
福岡銀行
熊本銀行
広島銀行
八十二銀行
横浜銀行

プロミスはアイフルよりも利用できるATMの数が多い。

アイフルは自社ATMに加え、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、イーネットATMなど主要なコンビニATMと提携しており、その設置台数は全国に数万台にのぼる。

一方、プロミスも同様にコンビニATMと広く提携している。加えて、プロミス最大の強みは、SMBCグループの一員として三井住友銀行のATMも手数料無料(プロミスATMと同様の扱い)で利用できる点にある。

三井住友銀行は全国に広範なATMネットワークを有しており、その台数はコンビニATMの提携数と合わせると、アイフルと比較してさらに多くの場所でATM利用が可能となる。

また、ATMでの借り入れ・返済の手数料に関しても、アイフルよりもプロミスのほうが有利だ

プロミス アイフル
自社/提携ATM手数料 プロミスATM・三井住友銀行ATMは手数料無料 自社ATMは無料だが、提携ATMは手数料あり

その理由は、プロミスでは一部の提携ATM、特に三井住友銀行ATMを手数料無料で利用できる点にある。対して、アイフルはすべての提携ATMで利用時に手数料が発生する。

たとえば、提携ATMの手数料は、利用金額が1万円以下なら110円、1万円を超えると220円かかる。頻繁にATMを利用する場合は、こうした手数料の有無が大きな差になる。

プロミスの
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返済方法はプロミスのほうがアイフルより利便性が高い

【プロミスとアイフルの返済方法を比較】
プロミス インターネット振込、口座振替、スマホアプリ専用ATM、
提携ATM、銀行振込、ポイント返済(Vポイント)
アイフル インターネット振込、口座振替、スマホアプリ専用ATM、
提携ATM、銀行振込

返済方法に関しては、プロミスのほうがアイフルよりもやや利便性が高い

プロミスではVポイントを使った「ポイント返済」が可能であり、対応している提携金融機関の数もアイフルより多いためだ。

両社ともインターネット振込・口座振替・スマホATM・提携ATM・銀行振込といった基本的な返済方法に対応している点は共通している。

しかし、プロミスでは、利息200円ごとにVポイントが1ポイントたまり、そのポイントを借入金の返済に充てることができる。

日常的にVポイントを貯めている人にとっては、実質的な負担軽減につながるため、使い勝手が良いといえる。

また、返済に利用できる提携金融機関の数も、プロミスのほうがアイフルよりもやや多く、返済手段の選択肢が広がる点もメリットだ。

返済日はアイフルの方がプロミスより自由度が高い

返済日の柔軟性は、プロミスよりアイフルのほうが有利だ。

【プロミスとアイフルの返済日を比較】
プロミス 毎月5日、15日、25日、末日のいずれか
アイフル 約定日制(毎月1回)かサイクル制(35日後ごと)のいずれか

アイフルは、毎月一定の返済日を設定する「約定日制」と、35日ごとに返済日が訪れる「サイクル制」のいずれかを選べるため、ライフスタイルに合わせて返済日を調整できる。

ただし、アイフルでサイクル制を選ぶ場合、返済が35日ごとになるため、毎月一定日に返済する約定日制よりも元金の減りが遅くなり、結果的に総返済額が増える可能性があることに注意が必要だ。

一方、プロミスでは返済日は毎月5日、15日、25日、末日のいずれかから選ぶことができ、毎月の返済方法が基本だ。そのため、柔軟に返済日を設定したい人は少し不便に感じるかもしれない。

アイフルの
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申込条件はプロミスの方が緩やか

【プロミスとアイフルの申込条件を比較】
プロミス ● 18~74歳で安定した収入がある人
(高校生や高等専門学校生は除く)
アイフル ● 20~69歳までの定期的な収入がある人

申込可能な年齢の幅広さでは、プロミスの方がアイフルよりも緩やかな条件を提示している。

上表の通り、アイフルの申込条件が「満20歳~69歳」であるのに対し、プロミスは「18歳~74歳」と、上下ともに対象範囲が広い。これにより、アイフルでは申し込めない18歳・19歳の若年層や、70代以上の高齢者層も、プロミスなら借入の選択肢に入ってくる。

もちろん、両社とも「安定した収入があること」が絶対条件だ。これは正社員である必要はなく、パートやアルバイトでも、毎月継続して収入を得ていれば条件を満たす可能性がある。例えば、勤続3ヶ月以上で毎月5万円以上の収入があれば、審査の土台に乗ると言われている。

ただし、18歳・19歳がプロミスに申し込む場合は、貸金業法の指針に基づき、収入証明書類(給与明細など)の提出が必須となる点は覚えておくべきだ。

結論として、安定した収入があるという前提のもと、より幅広い年齢層が申し込める点で、プロミスの方が条件は緩やかと言える。

審査通過率はプロミスの方が高めだがアイフルは柔軟な審査を期待できる

【プロミスとアイフルの審査通過率を比較】
プロミス 35.6%(2024年5月〜2024年7月の平均値)
アイフル 31.4%(2024年10月〜2025年2月の平均値)

審査通過率は、プロミスが35.6%、アイフルが31.4%で、プロミスのほうがやや高い

この数値だけを見ると、プロミスのほうが審査に通りやすい印象を受けるが、審査通過率は必ずしも審査の甘さを示すものではない。申し込みの時期や属性によって変動するため、単純な比較は難しい。

またより重要なのは、両社の「審査の傾向」の違いである。

プロミスはSMBCグループの一員として、膨大な顧客データや審査ノウハウを保有している。そのため、データに基づいた安定した審査が行われる。

一方、アイフルは銀行グループに属さない「独立系」の消費者金融だ。これにより、銀行の意向に縛られない独自の審査基準を設けることが可能で、過去のデータだけでなく、申込者の現在の返済能力や将来性などを多角的に評価する、より柔軟な審査が期待できる。

したがって、「他社の審査に落ちてしまった」「自分の属性に少し不安がある」といった場合には、アイフルの独自審査に期待して申し込む価値は十分にある。

逆に、信用情報に問題がなく、安定した収入がある人にとっては、通過率の実績があるプロミスが堅実な選択肢となるだろう。

プロミスの
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在籍確認はどっちも原則電話なし

【プロミスとアイフルの在籍確認方法を比較】
プロミス 原則、在籍確認の電話がない
アイフル 原則、在籍確認の電話がない

プロミスとアイフルはいずれも、原則として電話による在籍確認を行わないため、この点においては両社に差はない。

基本的には、2社とも提出書類などによって勤務先を確認する対応が取られる。そのため、職場にいきなり電話がかかってくる心配は少ない。

ただし、プロミスもアイフルも、審査の過程で必要と判断された場合は、在籍確認の電話が行われる可能性もある。その場合でも、本人の同意なしに電話がかかることはなく、事前に相談すれば柔軟に対応してもらえるケースが多い。

新規利用者数はアイフルの方がプロミスより多く人気が高い

【プロミスとアイフルの新規利用者数を比較】
プロミス 8万3,125人(2024年8月現在)
アイフル 8万9,259人(2024年10月現在)

月間の新規申込者数は、アイフルのほうがプロミスよりも多い

新規申込者が多いということは、それだけ多くの利用者に選ばれていることを意味する。サービスへの信頼感や認知度の高さが背景にあると考えられる。

特にアイフルは、印象的なシリーズCMを継続的に展開しており、その影響でブランドイメージが定着し、新規申込につながっている可能性もある。

ただし、この「申込者数」は、必ずしも「審査の通りやすさ」や「サービスの質」と直結するわけではない。あくまで人気のバロメーターの一つとして捉え、最終的には、これまでに比較してきた金利や融資スピード、無利息期間の条件など、自身の状況にとって何が最も重要かという観点で判断すべきである。

アイフルの
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スマホアプリはプロミスもアイフルもどっちも利用しやすい

【プロミスとアイフルの利用のしやすさを比較】
プロミス アプリローンが利用できる
アイフル スマホアプリが利用できる

スマホアプリの使いやすさはプロミスもアイフルも大きな差はなく、甲乙つけがたい

どちらのアプリも、カードなしでの借入・返済に対応しており、利用残高や返済日の確認、Q&A機能などが充実しているため、利便性は高い。

その上で、独自の機能に目を向けると、アイフルのアプリはプライバシーへの配慮が特徴だ。ホーム画面に置くアプリアイコンを、一見してアイフルとは分からないデザインに着せ替えられるため、「スマホを他人に見られた際に、借入がバレるリスクを減らしたい」と考える人には大きなメリットとなる。

一方、プロミスのアプリはVポイントとの連携が強みだ。アプリの利用やキャンペーン参加でVポイントを貯めることができ、お得さを重視するユーザーには魅力的と言える。

基本的な使い勝手は互角だが、プライバシーを最優先するならアイフル、お得さを重視するならプロミス、という視点で選ぶと良いだろう。

レディースローンはプロミスよりアイフルの方が女性への配慮が充実

女性がカードローンを利用する際、特に「誰にもバレたくない」「安心して相談したい」といったニーズは高い。

この点で、アイフルはプロミスと比較して、女性向けのサービスにおいてよりきめ細やかな配慮がされていると言える。

【プロミスとアイフルの女性向けサービスを比較】
プロミス レディースキャッシング
アイフル SuLaLi

アイフルには「SuLaLi(スラリ)」という女性専用カードローンが存在する。これは単に女性向けのデザインを採用しているだけでなく、女性オペレーターが在籍する専用ダイヤルを設けている点が大きな特徴だ。

これにより、女性利用者は、男性には話しにくいと感じるような内容であっても、同性のオペレーターに安心して相談できる環境が提供されている。

また、SuLaLiは通常のカードローンとは異なる専用デザインのカードを選ぶことができ、一見して消費者金融のカードとは分からないよう配慮されている点も、プライバシーを重視する女性にはメリットとなるだろう。

一方、プロミスには「レディースキャッシング」というサービスがある。これも女性専用のコールセンターを設けており、女性オペレーターが対応する点はアイフルと同様だ。しかし、アイフルのSuLaLiのように、専用のカードデザインや、より詳細に特化した商品設計は確認できない。

したがって、「周りの人にバレたくない」「女性ならではの悩みや質問を安心して相談したい」と考える女性にとっては、アイフルのSuLaLiの方が、よりきめ細やかなサポートと配慮が期待できるため、安心感を持って利用できる可能性が高い。

プロミスの
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プロミスは「圧倒的な融資スピードを求める人」におすすめ

プロミスの大きな強みは、最短3分という業界最速クラスの融資スピードだ。

これは、急な出費や緊急でお金が必要になった際に、申し込んだその日のうちに借り入れを完了させたいと考える人に最適である。

少しでも早く手元にお金が欲しい場合、プロミスは最も有力な選択肢となるだろう。

また、プロミスは大手消費者金融の中で上限金利が年17.8%とわずかに低い点も魅力だ。金利は日々の利息に直結するため、少しでも利息負担を抑えたいと考える人には、この0.2%の差が長期的に見て有利に働く可能性がある。

さらに、初めての利用者を対象に、30日間の無利息期間を提供しているため、短期間で返済できる見込みがあるなら、利息を一切支払わずに借り入れすることも可能だ。Web完結申込を利用すれば、原則として職場への電話連絡や郵送物もなく、周囲にバレる心配も少ない。

プロミスの基本情報

プロミスの詳細
(画像=プロミスより引用)

プロミスを運営しているSMBCコンシューマーファイナンス株式会社は、三井住友カード株式会社 100%の子会社だ。プロミスは消費者金融の利用がはじめてで不安な人でも安心して利用できるだろう。

またプロミスでお金を借りたり、返済したりするとき、三井住友銀行のATMなら無料で借入・返済ができるだけでなく、SMBCグループ各社で使えるVポイントもプロミスの利用で貯めたり使ったりできる。

プロミスの
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プロミスのメリット・デメリット

【メリット】
  • 上限金利が低い
  • 無利息期間の開始時期を選べる
  • 審査時間が速い

プロミスの上限金利は年17.8%で、アイフルやアコムなど大手消費者金融のなかでは低い。実際の金利は審査で決まるためわからないが、他社の消費者金融で申し込むよりも低い金利で利用できる可能性がある。

カードローンの無利息期間は、初回借入日の翌日から始まるのが一般的だ。しかし、プロミスの無利息期間は初回借入日の翌日からスタートする。つまり、無利息期間の開始時期を自身で選べるということだ。

プロミスは申し込みから融資までのスピードも、大手消費者金融のなかではトップクラスと言える。

【デメリット】
  • 借入限度額が少なめ
  • 三井住友銀行以外の提携ATMの利用料が有料

プロミスの借入限度額は、多くの大手消費者金融が800万円であるのに対し、500万円と少なめだ。また三井住友銀行以外の提携ATMが有料で、取引額1万円以下の場合は借り入れ・返済時にいずれも110円、1万円超なら220円かかる点もデメリットと言える。

プロミスの口コミ・評判

プロミスは審査が早く、思ったより簡単に借りられたという口コミが目立った。一方、悪い口コミのなかでは、金利の高さを指摘する声が多かった。利用する前に確認して返済計画を立てることを心がけたい。

男性アイコン

MS|30代|男性|東京都

プロミスは審査が厳しそうなイメージがありましたが、思いのほか審査に通ることができました。家族にばれてしまうのではないかと思いましたが、ばれずに借りることができました。

男性アイコン

TY|40代|女性|岡山県

プロミスはアプリを入れて簡単な手続きですぐに借りることができ、確認の電話をしてくれた方もとても優しくて安心できました。返済も簡単にできるので便利でした。

男性アイコン

DK|30代|男性|宮城県

プロミスは金利が少し高いと感じたのが正直な感想です。借入の難易度が低いので仕方ないのかもしれませんが、金利は余計なコストになるので、もう少し頑張ってほしいです。

出典:編集部にて独自調査

プロミスの
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アイフルは「周りにバレずに借りたい人」や「独自の審査基準を期待する人」におすすめ

アイフルは、原則として職場への電話連絡なしで借り入れが可能だ。加えて、Web完結で申し込めばローンカードなどの郵送物も一切ないため、家族や勤務先にカードローンの利用がバレるリスクを極限まで抑えたい人に最適である。

また、アイフルは大手消費者金融の中で唯一の独立系企業である。これは、銀行の傘下に入っていないため、独自の審査基準を持っていることを意味する。

そのため、「他社で審査に落ちてしまった」「他社の審査基準では難しいかもしれない」といった不安を持つ人でも、アイフルであれば柔軟な審査対応が期待でき、借り入れのチャンスがあるだろう。急ぎの融資を希望する場合も、最短18分というスピーディーな融資に対応している。

アイフルの基本情報

アイフルの詳細
(画像=アイフルより引用)

アイフルは大手消費者金融のなかで唯一、銀行傘下ではない独立系なので、独自基準の審査で柔軟に対応してくれるため、審査が不安な人にも向いている。

たとえば急いでお金を借りたい場合、申込後にアイフルに電話をしてその旨を伝えると、優先的に審査を進めてくれる場合がある。

アイフルの
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アイフルのメリット・デメリット、実際に利用している人の口コミをみていこう。

アイフルのメリット・デメリット

【メリット】
  • 下限金利が低い
  • 借入限度額が大きい

プロミスが上限金利が低いのに対し、アイフルは下限金利が低めに設定されている。

アイフルは借入限度額が大きい点もメリットだ。

【デメリット】
  • 提携ATMを利用すると借入・返済に手数料がかかる
  • 70歳以上は利用できない

プロミスは提携ATMのうち三井住友銀行のATMなら手数料がかからない。しかし、アイフルはすべての提携ATMで手数料がかかる。

またアイフルに申し込めるのは20~69歳に限られ、プロミスよりも年齢要件が狭い。さらに満70歳になると新たな借入ができなくなるため、70歳近い人は注意が必要だ。

アイフルの口コミ・評判

アイフルは審査スピードと、在籍確認の電話が勤務先にかかってこない点を評価する意見が多かった。一方、悪い口コミとしてアイフルも金利に関するものが多かったが、ATM手数料が負担になる口コミもあった。

男性アイコン

DB|30代|男性|兵庫県

アイフルは、審査のスピードが速く、即日融資に対応している点が魅力です。無人契約機の利便性やアプリでの操作性が高く、初心者でも使いやすいサービスが整っています。

男性アイコン

S.K|20代|女性|東京都

アイフルはすぐに無人契約機で借りることができました。ATMがどこにでもあるため、審査さえ通ればすぐに借りることができ、とても便利でよかったです。

男性アイコン

TT|40代|男性|三重県

アイフルは銀行カードローンと比べて上限金利が高い点がネックでした。また、提携ATMの利用には手数料がかかるため、地味に出費が増えてしまうのが良くないと感じました。

出典:編集部にて独自調査

アイフルの
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プロミス・アイフル以外でおすすめの消費者金融はアコムとレイク

プロミス、アイフル以外におすすめの消費者金融はアコムとレイクだ。

アコムは、特にカードローン利用が初めてで不安を感じる人や、審査に自信がないと考える人におすすめだ。一方、レイクは、無利息期間を最大限に活用して利息負担を抑えたい人や、急ぎで審査結果を知りたいと考える人に特に推奨できるサービスを提供している。

各社の特徴を理解することで、自身の状況に最も適した選択が可能となるだろう。

レイクは「無利息期間を最大限活用したい人」や「審査結果を早く知りたい人」におすすめ

レイクの最大の特長は、業界トップクラスの無利息期間だ。初めて契約する人向けに、最長365日間もの無利息期間(※)を提供している。

これは他社(プロミス、アイフル、アコムは主に30日間)と比較して非常に長く、特に少額を長期間にわたって借りたいと考えている人にとって、利息を大幅に抑えられる大きなメリットとなる。

また、レイクは審査結果が最短15秒で分かるという迅速さも魅力だ。これは、急いで借り入れの可否を知りたい人にとって非常に心強い。

融資も最短25分で可能なので、スピーディーな対応が期待できる。さらに、Web申し込み後、指定の銀行口座へ振り込みで借り入れる場合、原則として電話による在籍確認がないため、勤務先への連絡を避けたい人にも適している。

(※)Web以外の申し込みは60日間。または5万円まで180日間。

レイクの
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アコムは「審査に不安がある人」や「初めてのカードローン利用で安心感を求める人」におすすめ

アコムは、大手消費者金融の中でも特にバランスの取れたサービスと高い顧客基盤を持つ。2024年3月期のデータでは、新規申込者数、成約件数ともに消費者金融業界でトップクラスの実績を誇っている。

そのため、初めてカードローンを利用する人でも、多数の利用実績と安定したサービス運営に安心感を覚えるだろう。

また、アコムの審査通過率は他の大手消費者金融と比較して高めの傾向があるため、「他社で審査に落ちた経験がある」または「審査に通るか不安がある」といった人にも有力な選択肢となる。

楽天銀行との連携による「楽天銀行スーパーローン」の保証会社も務めるなど、信頼性も高い。さらに、借入れた翌日から利息が発生するが、契約の翌日から30日間の無利息期間があり、短期間での返済を考えているなら利息を抑えることも可能だ。

返済に遅れそうになった場合でも、会員ページから「返済期日変更」を申請できるなど、柔軟な対応も期待できる。

アコムの
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よくあるQ&A

プロミスとアイフル、よりバレないのはどっち??
プロミスとアイフルはどちらも原則、電話での在籍確認を行わないため、職場に知られるリスクは少ないだろう。またWebで申し込めば、契約関連の郵送物が届かないため、家族に知られる心配もない。

ただし、2社とも必要と判断すれば、電話での在籍確認は行われる。必要書類や申込内容に不備があると電話やメールで確認が入る可能性がある。

周囲に知られる確率を少しでも下げたいときは、申込フォームに正確な情報を入力し、必要書類も各社の要件を満たしたものをそろえよう。
プロミスとアイフルを両方借りることはできる?
プロミスとアイフルの両方で借りることは可能だが、おすすめはできない。その理由は大きく2つある。1つは借入額の管理が難しいことだ。

どちらもアプリで用意に借入額を管理できるが、複数社になれば忙しいときなどに確認し忘れる可能性も高くなる。現在の借入額が把握できていないと、十分な返済額を銀行口座に入れておらず、返済日に残高不足になることも考えられる。

2つ目はお金を借り過ぎてしまう環境になることだ。審査の結果、2社ともに50万円の借入限度額となった場合、実際は100万円までの借入れが可能になってしまう。不用意に借りなければ防げる話ではあるが、借りれない環境にしておいたほうが確実に借り過ぎは防げる。
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