エヴェルトン・ガウディーノ 写真:Getty Images

 FC東京は1月5日、ブラジル1部グレミオから期限付き移籍していたブラジル人FWエヴェルトン・ガウディーノを、完全移籍により獲得すると公式発表。一部のファン・サポーターからは、移籍金に関する海外メディアの報道内容をもとに、クラブに対する疑問の声が挙がっている。

 現在27歳のガウディーノは、2023年1月にグレミオへ加入。同シーズンのブラジル1部リーグ戦28試合の出場で6ゴール2アシストと、スーパーサブとしての役割を果たしていたが、2024シーズンはスタメン出場4試合でノーゴール。グレミオで構想外と一部で報じられるなか、8月にFC東京へ期限付き移籍していた。

 ただFC東京で迎えた2024シーズン後半戦でも、J1リーグ戦5試合の出場でノーゴールと結果を残せず。シーズン終了後には同選手の退団を望む声も挙がっていたが、完全移籍移行が正式決定している。

 ガウディーノの契約内容については、グレミオの専門サイト『Portal do Gremista』が2024年12月12日に「レンタル契約に150万ドル(約2億4000万円)の買い取り義務が盛り込まれている」と報じていた。それだけに、同選手の完全移籍移行を巡っては、ネット上で「2億円高すぎる…」「お金の使い方が正しいとは思えない」「金がもったいない」などと、移籍金に関するコメントが殺到。クラブ批判も相次ぐなか、「守備しない選手は使えない」などと同選手への否定的な意見も見受けられる。

 なおブラジルメディア『Correio do Povo』は、FC東京移籍決定前の2024年7月24日に「グレミオはガウディーノの獲得で、移籍金150万レアル(当時約4000万円)を支払っている」と報道。グレミオは同選手を5倍以上の金額で売却した格好だ。