ベルギー1部KAAヘントでMF伊藤敦樹やDF渡辺剛のチームメイトである元日本代表GKシュミット・ダニエルは、まもなく名古屋グランパスへの移籍が正式決定する見込み。オーストラリア代表GKミッチェル・ランゲラックのかわる正守護神としての働きが期待される。
現在32歳の同選手は、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)で正守護神として活躍した後、2024年1月にヘントへ移籍。加入1年目は正GKの負傷離脱もあり、リーグ戦で8試合に出場していたが、2024/25シーズンはここまでリーグ戦でスタメン出場わずか1試合。国内カップ戦では2試合いずれもプレーしているが、現地では以前からヘント退団の可能性が報じられていた。
ベルギーの移籍市場に詳しいジャーナリストのサシャ・タヴォリエリ氏は1月4日、シュミットの去就について「名古屋と契約を結ぶ。メディカルチェックを受けるため、すでに帰国している」とリポート。ヘントも同選手にかわる控えGKの獲得に動いていることから、元日本代表GKの母国復帰はほぼ確実だという。
一方、名古屋を2024シーズン限りで退団したランゲラックは、メルボルン・ビクトリーへ復帰。オーストラリアのサッカー事情に詳しいサシャ・ピサーニ氏は、「2度目のデビューまであと 2 週間を切っている。彼は1月16日の移籍ウィンドウ開始以降に公式戦でのプレーが可能となる」と伝えている。
なお名古屋は2024年12月末、GK東ジョンをヴァンフォーレ甲府へ完全移籍により放出したほか、1月2日には韓国代表DFハ・チャンレが韓国1部・大田ハナシチズンへ期限付き移籍すると公式発表。DF宮大樹、DF佐藤瑶大を獲得するなど、守備陣の顔ぶれが変わっている。