アコムとプロミスはいずれも即日融資に対応する大手消費者金融だ。 両社のカードローンについて、細かなサービス内容を比較すると、違いがあることがわかる。

アコムとプロミスを比較した主な違いは審査通過率と融資スピードだ。

アコムは審査が不安な人におすすめだ。なぜなら、アコムとプロミスの審査通過率を比較すると、アコムの方がプロミスより2%高いからだ。

プロミスは早くお金を借りたい人におすすめだ。アコムとプロミスの審査時間を比較すると、プロミスの方がアコムより17分はやいからだ。

アコムとプロミスはどっちがおすすめ?
(画像=編集部作成)
※ アコムデータブック「2025年3月期決算資料」より
※1 アコムでのご契約がはじめてのお客さま

  1. アコムとプロミスを比較!違いは審査通過率と融資スピード、新規申込数
    1. 審査通過率を比較するとアコムの方がプロミスより2%高い
    2. 融資スピードを比較するとプロミスの方がアコムより17分はやい
    3. 新規申込者数を比較するとアコムの方がプロミスより60万人多い
    4. 申込条件を比較するとプロミスの方がアコムより緩め
    5. 無利息期間はどっちも30日間だがプロミスの方がお得
    6. 借入限度額はアコムもプロミスも同じ800万円
    7. 最低返済額はどっちも同じで1,000円から
    8. 金利を比べると下限金利はプロミスの方が低い
    9. 在籍確認はアコムもプロミスも原則電話なしで職場にバレにくい
    10. ATMの利便性はどっちも同じ、手数料はプロミスの方が優れている
  2. アコムとプロミスの口コミ・評判を比較
    1. アコムの評判・口コミ
    2. プロミスの評判・口コミ
  3. アコムは審査が不安な人におすすめ
  4. プロミスは早くお金を借りたい人におすすめ
  5. アコムとプロミス両方借りるのはあり?
    1. アコムとプロミスに同時申し込みはできる?
  6. 大手消費者金融カードローン5社を比較!アコム・プロミス・アイフル・レイク・SMBCモビットで1番おすすめなのは?
    1. アイフルは柔軟な審査を期待する人におすすめ
    2. レイクは利息負担を抑えたい人におすすめ
    3. SMBCモビットは三井住友銀行を利用する人におすすめ
  7. アコム・プロミスに関するよくある質問(Q&A)

アコムとプロミスを比較!違いは審査通過率と融資スピード、新規申込数

アコムとプロミスはどっちがおすすめ?
(画像=編集部作成)

アコムとプロミスを比較した違いは、審査通過率と融資スピードです。審査通過率はアコムの方がプロミスより高く、融資スピードはプロミスの方がアコムより早いです。

アコムとプロミスの審査通過率を比較すると、アコムが39.7%で、プロミスは37.8%となっており、アコムの方がプロミスより約2%高い

一方、両社が公表する融資スピードを比べると、プロミスは最短3分、アコムは最短20分となっており、プロミスの方がアコムより17分早い

また、アコムとプロミスの新規申込者数を比較すると、アコムの方がプロミスより2万5,000人多い

アコムとプロミスは無利息期間の開始日も異なっている。アイフルが契約日の翌日から開始するのに対し、プロミスは初回借入日の翌日からなので無駄になりにくい。

アコム プロミス
金利(年率) 年3.0%~18.0% 2.5%~18.0%
審査時間
(融資)
最短20分
(※1)
最短3分
(※3)
審査通過率 39.7%
(2024年度)(※)
37.8%
(2024年度)
申込条件 ・20歳~72歳
・安定した収入と返済能力があり、
アコムの基準を満たす人
・18歳~74歳(※4)
・安定した収入がある人
・プロミスの基準を満たす人
バレにくさ 原則、お勤め先へ
在籍確認の電話なし
原則、電話に
よる在籍確認なし
無利息期間 初回利用30日間
(※2)
初回利用30日間
契約受付時間 ・自動契約機(むじんくん)は9:00~21:00
※年中無休(年末年始は除く)
・電話は9:00~18:00
Web/アプリ:24時間
(審査回答は9:00~21:00)
提携ATM ・全国の提携ATMで利用
・返済が可能
※提携ATMの詳細についてはアコムのホームページで確認
プロミスATM、三井住友銀行ATM、
提携ATM(コンビニATM等)
アプリの有無 申し込みも借り入れ・
返済も可
申し込みも借り入れ・
返済も可
借入限度額 上限800万円 最高800万円
最低返済額 レンジごとに一定割合 最終借入後残高スライド元利定額返済方式
(借入残高に応じて変動、例:10万円以下なら月2,000円~)
レディースローン なし なし(女性向けダイヤルは有り)
公式サイトURL アコムの
詳細を見る
プロミスの
詳細を見る
アコムプロミスの公式サイト、(※)アコムデータブック「2025年3月期決算」から編集部作成。2025年7月8日現在
※1 申込時間や審査により希望に添えない場合がある
※2 アコムでの契約がはじめての場合
※3 メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要
※3 お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※4 お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
※4 高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。
※4 収入が年金のみの方はお申込いただけません。

審査通過率を比較するとアコムの方がプロミスより2%高い

アコムとプロミスの審査通過率を比較すると、アコムの方がプロミスより2%高いです。

2024年度の審査通過率は、アコムが39.7%で、プロミスは37.8%だ。 審査通過率だけで審査の通りやすさが決まるわけでないが、審査に不安がある人にとって1つの目安となるだろう。

項目 アコム プロミス
審査通過率 39.7% 37.8%
アコムデータブック「2025年3月期決算」などから編集部作成。2025年7月8日現在

2024年度の数値のみをみるとそれほど大きな違いはない。しかし、これまでアコムの審査通過率(成約率)は40%付近の比較的高い数値で推移している。

これは、アコムが少しリスクを取ってでも、より多くの人に利用してもらおうとしていることを示していると考えられる。 そのため、審査に不安がある人はアコムを選ぼう。

融資スピードを比較するとプロミスの方がアコムより17分はやい

融資スピードを比較するとプロミスの方がアコムより17分はやい
(画像=編集部作成)
融資スピードを比較すると、プロミスは最短3分で、アコムより17分はやいです。

公表する融資時間はプロミスが最短3分で、アコムは最短20分だ。

プロミスは審査完了後、口座に現金が振り込まれるまでのスピードもはやい。

インターネット振込を利用すれば、24時間365日、最短10秒で指定した金融機関の口座に現金が振り込まれる。

項目 アコム プロミス
審査スピード 最短20分(※) 最短3分
即日融資 可能 可能
即時性を重視する人向け
※ お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
アコムプロミスの公式サイトから編集部作成。2025年7月8日現在
※ お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

ただし、楽天銀行の利用者ならアコムを検討してもいい。アコムは楽天銀行の口座があれば受付完了後最短10秒で現金が振り込まれる。(※)

※ 金融機関により異なります。

新規申込者数を比較するとアコムの方がプロミスより60万人多い

新規申込者数を比較すると、アコムは約153万人、プロミスは約94万人でアコムはプロミスより60万人多いです。

アコムとプロミスで、どれがいいか迷って決められないなら、人気が高く、多くの人に選ばれているアコムがおすすめだ。

借入先 アコム プロミス
新規申込件数 約153万2,000件 約93万9,300件

アコムの新規申込者が多い理由として、テレビCMやインターネット広告で認知度を高めていることが挙げられる。

また、「はじめて応援キャンペーン」など初回利用者に向けたキャンペーンを実施していることも人気の理由だ。

さらに、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のグループ企業としての信頼性も人気につながっている。

申込条件を比較するとプロミスの方がアコムより緩め

申込条件を比較するとプロミスの方がアコムより緩め
(画像=編集部作成)
アコムとプロミスの申込条件を比較すると、プロミスはアコムより対象年齢が広く、緩やかといえます。プロミスはアコムより申し込みやすいカードローンです。

プロミスは、アコムよりも年齢条件が幅広く、18歳・19歳でも収入があれば利用できる点が特徴だ。

項目 アコム プロミス
年齢条件 20歳~72歳 18歳~74歳(※1)
必要な条件 安定した収入があること 安定した収入があること
学生・主婦申込 条件次第で可能 条件次第で可能
アコムプロミスの公式サイトから編集部作成。2025年7月8日現在
※1 お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
※1 高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。
※1 収入が年金のみの方はお申込いただけません。

プロミスの申込条件は、18歳から74歳までで、アコム(20〜72歳)よりも幅広い。

なお、アコムとプロミスはいずれも、正社員でなくてもパートやアルバイトなどで安定した収入があれば申し込める。

会社名 公式サイトでの表記(抜粋)
アコム アルバイト・パートの方もご利用いただけるアコムのカードローンは、
最短20分のスピーディーな審査で最短即日のお借入も可能です(※)。
※ お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
プロミス アルバイト・パート・派遣社員・契約社員の方も、審査のうえご契約いただけます。
また、現在お仕事をされている場合、主婦や学生の方も、審査のうえご契約いただけます。
アコムプロミスの公式サイトから編集部作成。2025年7月8日現在

無利息期間はどっちも30日間だがプロミスの方がお得

アコムとプロミスの無利息期間の長さはどっちも30日で同じです。ただし無利息サービスの内容を比較すると、プロミスの方がアコムよりお得です。

プロミスは無利息期間が初回借入日の翌日から開始する仕組みになっているため、契約日からカウントされるアコムよりも無利息期間を無駄にしにくいからだ。

項目 アコム プロミス
無利息期間 契約日の翌日から30日間 初回借入日の翌日から30日間
対象 初回契約者 初回契約者
無利息開始の違い 契約日翌日から 借入日翌日から
アコムプロミスの公式サイトから編集部作成。2025年7月8日現在

アコムもプロミスもどっちも初めての利用なら30日間無利息が適用される。無利息サービスにおけるアコムとプロミスの違いは適用開始となるタイミングだ。

アコムでは契約日の翌日から無利息期間が始まるが、プロミスでは実際にお金を借りた日の翌日から始まる。

そのため、プロミスならとりあえず契約だけしておき、必要になった時に借りることができる。

借入限度額はアコムもプロミスも同じ800万円

借入限度額は、アコムもプロミスもどっちも800万円で同じです 。

実際の限度額は申込者の信用力や返済能力(年収など)に応じて審査で決まる。特に初回契約時は信用実績がないため、限度額が数百万円と、高く設定されることはほとんどない。

項目 アコム プロミス
借入限度額 最大800万円 最大800万円
最低金額 1万円 1万円
高額借入対応
アコムプロミスの公式サイトから編集部作成。2025年7月8日現在

なお、貸金業法の総量規制により、年収の3分の1を超える借り入れはできない。

総量規制とは?
借り過ぎ・貸し過ぎを防ぐために設けられた新しい規制です。具体的には、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合は、新たな借入れはできなくなる、という内容です。 例えば、年収300万円の方は、貸金業者から100万円までしか借りることができないということになります。

出典:金融庁 貸金業法Q&A

アコムとプロミスはどっちがおすすめ?
(画像=編集部作成)

最低返済額はどっちも同じで1,000円から

アコムとプロミスの最低返済額を比較すると、少額を借りる場合はいずれも1,000円~となっており、同じです。

アコムもプロミスも借入残高に応じて最低返済額が決まる。 3万円以下の少額を借りる時はアコムもプロミスも1,000円~2,000円となっている。

10万円を借りた場合の最低返済額は、アコムは5,000円(※1)、プロミスは4,000円(※2)で、プロミスの方がアコムより1,000円安くなる。

※1:契約極度額30万円以下、※2:残高30万円以下

金利を比べると下限金利はプロミスの方が低い

プロミスとアコムで金利を比較すると、上限金利はプロミスとアコム、両方とも18%で同じです。つまり、同じ借入額・返済期間で利用するなら返済負担に違いはなく、金利面での差はありません。
項目 アコム プロミス
金利範囲 年3.0%~18.0% 年2.5%~18.0%
上限金利 18.0% 18.0%
アコムプロミスの公式サイトから編集部作成。2025年7月8日現在

ただし、下限金利を比較するとプロミスの方がアコムより0.5%低く設定されている。

下限金利は主に数百万円などの高額を借りるときに適用されやすいため、まとまった金額を借りたい人にとっては、プロミスの方が利息を抑えられる可能性がある。

例えば300万円を下限金利で借りる場合、プロミスはアコムより年間約1万5,000円利息が安くなる。

在籍確認はアコムもプロミスも原則電話なしで職場にバレにくい

アコム、プロミスはいずれも「原則、在籍確認の電話を実施しない」と公表しています。
アコムとプロミスはどっちがおすすめ?
(画像=プロミス公式サイトから引用)

原則、お勤めされていることの確認はお電話では行いません。ただし審査の結果によりお電話する場合でも、お客さまの同意を得ずに実施することはございませんので、ご安心ください。 プロミスでは、実際に98%のお客さまには電話での在籍確認を実施しておりません。

※調査期間:2023年8月1日〜31日 調査対象:Webもしくは無人店舗でお申込後に、ご契約いただいたお客様

出典:プロミス公式サイト

アコムもプロミスも、申し込み者の98%~99%以上が実際に在籍確認の電話がなかったことを公表している。

項目 アコム プロミス
在籍確認の有無 原則、お勤め先へ
在籍確認の電話なし
原則電話なし
実際に電話がなかった申込者 99%以上 98%以上
バレにくさ

アコムもプロミスも、どっちも職場にバレずにお金を借りられるカードローンだ。

かりに電話による在籍確認が行われる場合でも、両社とも会社名を名乗らないため、職場に借入を知られる心配は少ない。

ATMの利便性はどっちも同じ、手数料はプロミスの方が優れている

ATMの利便性はどっちも同じ、手数料はプロミスの方が優れている
(画像=編集部作成)
ATMでの借入・返済について、両社とも主要なコンビニATMや大手銀行と提携しており、全国のATMで借入・返済ができます。

ただし、ATM手数料の面ではアコムとプロミスとで違いがある。

プロミスは自社ATMに加えて三井住友銀行ATMでも手数料が無料なのに対し、アコムは自社ATMのみが無料の対象だ。

ATMでの借入や返済に注目すると、プロミスは三井住友銀行ATMをよく利用する人におすすめだ。

借入先 アコム プロミス
提携ATMの銀行 15行 14行
自社ATM 539カ所(※) 約300台
公式サイト アコムの詳細を見るプロミスの詳細を見る
提携ATM銀行数と自社ATMの数は、アコム(提携自社)、プロミス(提携自社)の公式サイトを参照。
※ 2025年7月8日現在
アコム・プロミスの提携金融機関一覧
アコム プロミス
セブン銀行
ローソン銀行
コンビニATM E-net
三菱UFJ銀行
イオン銀行
北海道銀行
北陸銀行
八十二銀行(※)
三十三銀行
広島銀行
西日本シティ銀行
福岡銀行
十八親和銀行
熊本銀行
ゆうちょ銀行

※借り入れのみ対応
セブン銀行
ローソン銀行
コンビニATM E-net
三井住友銀行
三菱UFJ銀行
イオン銀行
八十二銀行(※)
広島銀行(※)
福岡銀行
十八親和銀行(※)
熊本銀行
横浜銀行
西日本シティ銀行
ゆうちょ銀行

※借り入れのみ対応
提携ATM銀行数と自社ATMの数は、アコムプロミスの公式サイトを参照。2025年7月8日現在

アコムとプロミスの口コミ・評判を比較

アコムとプロミスはどっちがおすすめ?
(画像=編集部作成)

アコムとプロミスを実際に利用した人の評判を比較すると、

アコムの評判・口コミ

アコムの評判・口コミには「審査が早く、即日融資が可能」という良い評判と、「金利が高い」という悪い評判があります。

アコムの良い評判・口コミとして具体的に、申し込みから融資までのスピードが速く、最短10分程度(※)で指定口座に振り込まれたという声があった。

特に、急ぎでお金が必要なときに24時間オンライン申し込みができる点や、スマホアプリの使いやすさを評価する声も多くあった。
※ 金融機関により異なります。

一方で、悪い評判・口コミとして、「はじめは無利息期間があっても、通常金利に戻ると返済の負担が大きくなり、少額ずつの返済では利息が膨らみ、一生返済し続けるような気がした」という声もあった。

また、「利用限度額が低く、計画的に返済しないと厳しくなる」との意見や、「カスタマーサポートの対応にばらつきがある」という声もあった。

名前

N.Nさん|女性|40代|神奈川県

インターネットから申し込みして10分程度で指定口座に振り込まれた。簡単に借りられて返済もインターネットから手軽に手続きできるので、良かったです。気軽に借りれるため罪悪感がないところと、金利が高いのでなるべく早めに完済できる計画性を練った上で借りないと利子がどんどん膨らむので、少額返済だと一生返済し続けないといけない恐怖感がある。

名前

ままやさん|男性|50代|東京都

審査が早いのは良かったです。とにかく急いで必要だったから、なるべく早く簡単に申し込みができて、早く使えるのは良いと思います。金利が高いです。はじめに金利がゼロ(※)だったから油断していました。普通の、金利になったら、かなり高いから返済がかなりきつかった。

※ アコムでの契約が初めて
名前

nkさん|女性|20代|東京都

アコムの良い点は、審査が迅速で、最短20分融資(※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。)が可能なところです。また、24時間オンラインで申し込みでき、使いやすいアプリも提供されています。柔軟な返済プランも魅力です。アコムの悪い点は、金利が高めであることです。また、利用限度額が低い場合があり、返済が難しくなる可能性もあります。さらに、カスタマーサポートの対応にばらつきがあることも懸念されます。