米アップルの音声アシスタント「Siri」が利用者のプライバシーを侵害したとして起こされた集団訴訟で、同社は約150億円(9500万ドル)の和解金を支払うことで合意しました。
アップルがSiri利用者の会話を無断録音…集団訴訟で和解金150億円の支払い合意EKWbrpuk12#経済
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) January 3, 2025
この訴訟は2019年、利用者が「Siriが意図せず起動して会話を無断で録音し、それを委託業者が分析している」と主張したことから始まりました。
アップル側は同意を得ることなく広告主などの第三者に公開してはいないと反論しています。しかし、ユーザーの疑心暗鬼は払しょくできないようです。
AIのサービスに対してこちらの情報を送るのにかなり抵抗あるけど、その感覚は間違ってなかった。プラットフォーム側が情報収集しようとすればいくらでもできてしまう。
アップルがSiri利用者の会話を無断録音…集団訴訟で和解金150億円の支払い合意WzcC6ehgq
— ぬこたろう (@R1nuco) January 3, 2025
和解案によれば、2014年9月から2024年12月の間にSiri対応端末を利用したアメリカ在住者が対象となり、端末1台あたり最大20ドル(約3100円)が支払われる見込みです。
2019年にアップルがSiriの音質を上げるために録音していた事が問題化して、その後は承諾を求めるようになった。あのレベルの訴訟で150億円の和解金というのはびっくり。 JmiawaQogf
— Tsukasa Shirakawa(白川司) (@lingualandjp) January 4, 2025
siriだけでなくアレクサなど他の音声アシスタントにも同様の懸念が生じる可能性があると考える人もいます。