キプロス代表FWピエロス・ソティリウは契約満了により、2024シーズン限りでサンフレッチェ広島を退団。Jリーグクラブからの関心が報じられているが、ここに来て新たな動きがあるという。
同選手の移籍先候補については、キプロスメディア『Thema Sports』も2024年12月10日に「キプロス国内の複数クラブがソティリウの獲得に興味。APOELニコシアが有力候補だ」「ソティリウは欧州で新天地を探すことになるが、日本国内クラブも彼に関心を寄せている」と報道。
本人が複数クラブからオファーが届いていることを認めた一方、キプロス誌『Protathlima』は12月27日に本人の話として「海外でプレーするつもりだ」と、APOELニコシア移籍を否定。Jリーグクラブへの移籍を検討している可能性も取りざたされていた。
しかしキプロスメディア『ガゼッタ』は1月3日、ソティリウの去就について「APOELニコシア移籍で合意間近。まだ契約は成立していないが、本人は古巣復帰に前向きだ」とリポート。5日までに正式契約に至る見込みであるという。
また『ANT1』は、同選手が母国復帰を決断した理由について「家族の事情を考慮し、キプロスに戻る時期が来たと判断。母国復帰の場合、APOELニコシアが唯一の選択肢だった」と伝えている。
現在31歳のソティリウは、ブルガリア1部ルドゴレツ時代に絶対的ストライカーとして活躍した後、浦和レッズからの関心が報じられる中、2022年8月に広島へ完全移籍。来日1年目にYBCルヴァンカップ決勝のセレッソ大阪戦で2ゴールを挙げ、優勝に大きく貢献も、2023シーズン以降は何度も負傷離脱。2024シーズンにリーグ戦25試合の出場で8ゴール2アシストをマークも、9月以降は元ポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシアらにレギュラーの座を明け渡していた。