大分トリニータは2025年1月3日時点で、ブラジル人DFデルランの契約更新を公式発表していない。そんななか、同選手にはブラジル3部降格のグアラニが関心を寄せているという。
現在28歳のデルランは、2022シーズン終了後グアラニから大分へフリー移籍。来日1年目からセンターバックの一角でレギュラーに定着していたが、2024シーズンはJ2リーグ戦で8試合のスタメン出場に。ただそれでも第35節水戸ホーリーホック戦から最終戦までの全4試合でスタメン出場し、2ゴールを決めるなど、復活の兆しを見せてシーズンを終えていた。
グアラニの情報を専門に扱う『Tudosobreoguarani』は2024年12月28日、デルランの去就について「グアラニ幹部は彼の再獲得に興味を示している。2025年、再びグアラニのユニフォームに袖を通すかもしれない」とリポート。ただオファーの有無や交渉の進展度などには触れていない。
そのグアラニは2024シーズンのブラジル2部リーグで最下位に。3部降格もあり、財政状況の悪化が予想されるなか、FWジョアン・ヴィクトルを徳島ヴォルティスへ期限付き移籍により放出。くわえて清水エスパルスからはMFマテウス・ブエノの獲得オファーが届いており、同選手に関しても買い取りオプション付きの期限付き移籍で合意する見込みだという。
なおブラジルメディア『Diario Do Grande ABC』は2022年12月、デルランのグアラニ退団を報じた際に「彼は日本国内クラブと3年契約を結ぶ見込み」と伝えていた。大分との契約が2025シーズン終了後まで残っているとみられるが、グアラニに移籍金を支払う余裕はなさそうだ。