奥抜侃志 写真:Getty Images

 かつて大宮アルディージャに在籍していた元日本代表MF奥抜侃志は、ドイツ2部ニュルンベルクの退団が決定的に。すでにJリーグ復帰報道が飛び交っているが、ガンバ大阪をはじめJ1リーグ所属の複数クラブが関心を寄せているという。

 同選手のの去就を巡っては、ドイツ紙『キッカー』が2024年12月30日に「ニュルンベルクは奥抜の退団を許可した」とリポート。「奥抜の放出を最優先している。適切なオファーがあれば、手放す用意がある」と伝えると、1月2日には「奥抜は母国日本へ移籍することになっている。移籍金は50万ユーロ(約7800万円)」と報じていた。

 Jリーグ復帰は既定路線とみられるが、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』が3日に伝えたところによると、ガンバ大阪、ヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島の3クラブが同選手の獲得を狙っているが、現時点ではG大阪が移籍先の最有力候補だという。

 またドイツ紙『ビルト』は3日、奥抜の現状について「彼は木曜日(2日)のトレーニング再開時からチームに帯同していない」とリポート。年俸がチーム内トップクラスの50万ユーロであるとした上で、「ニュルンベルクは高額な年俸の節約に努めている。移籍金は少額である可能性が高い」と綴っている。

 現在25歳の奥抜は、大宮やポーランド1部グールニク・ザブジェを経て、2023年夏にニュルンベルクへ完全移籍。ドイツ挑戦1年目の2023/24シーズンは、リーグ戦30試合の出場で3ゴール2アシストをマークも、2024/25シーズンはここまでリーグ戦で5試合の出場に。ミロスラフ・クローゼ監督による4バックシステムから3バックシステムへの戦術変更、ウイングのポジション消滅により、10月以降はリーグ戦で出番がない。