伊藤達哉 写真:Getty Images

 柏レイソル下部組織出身である元日本代表FW伊藤達哉が、2024/25シーズン途中でドイツ2部FCマクデブルクを退団する模様。プロキャリア初となるJリーグ参戦が決定的だという。

 2022年1月からマクデブルクでプレーしている伊藤は、2024/25シーズンのドイツ2部リーグ10試合出場で1アシストも、スタメン出場はゼロ。ハンブルガーSV時代の恩師であるクリスティアン・ティッツ監督のもと、引き続きスーパーサブとして重宝されている。

 しかしマクデブルクのスポーツディレクターは1月3日、ドイツメディア『Volksstimme』のインタビューで「タツは良いやつなので、クラブを離れることになって痛ましい」と語るなど、伊藤が今月のトレーニングキャンプに参加せず、クラブを離れることを明言。記事では「彼はまだ新天地を見つけていないが、家族の理由で首都圏に戻る方向で考えている。最近、父親になったばかりだ」と綴られている。

 現在27歳の伊藤は、2015年7月、日本体育大学柏高校の早期卒業により、ハンブルガーSVへ加入したことで話題に。ハンブルガーでトップチーム昇格を果たした後は、ベルギー1部シント=トロイデンVVでもプレーしていた。

 なおドイツ紙『マクデブルク・フォルクスシュティンメ』が2024年8月に伝えたところによると、伊藤とマグテブルグの契約期間は2025年6月まで。2024/25シーズン開幕直後には、カールスルーエSCなどドイツ国内複数クラブからのオファーが報じられていた。