前橋育英高校 MF徳永涼 写真:Getty Images

 第103回全国高校サッカー選手権大会でベスト8に進出し、1月4日に準々決勝を控える前橋育英高校。同校出身で筑波大学に所属し、U-19日本代表にも選出経験のあるMF徳永涼に対し、複数のJリーグクラブが注目しているようだ。

 同選手の関係者によると、徳永には複数のJリーグクラブが興味を示しており、既に練習参加もしているという。大学サッカー界の注目選手の1人だ。徳永は柏レイソルU-15からU-18へ昇格の道もあったが、寮生活のできる前橋育英の進学を自ら希望したとのこと。その後、2年時と3年時に前橋育英のエースナンバー14を背負い、選手権大会にも出場。その中で、Jリーグの複数クラブからオファーも受けていたがそれらを断り、筑波大へ進学している。

 筑波大進学後も1年時から関東大学リーグを経験している徳永は、2024年12月に行われた第73回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)で初出場を果たす。結果はベスト8で敗退に終わったが、2023年大会はベンチ入りするも出番が無かったため、インカレデビューとなった。

 筑波大にはU-23日本代表FW内野航太郎(横浜F・マリノスユース)や、名古屋グランパス内定のMF加藤玄(名古屋U-18)、大津高校で9番を背負ったFW小林俊瑛、U-19日本代表選出経験のあるMF廣井蘭人(帝京長岡高校)などタレントが揃っている。そんな中で1年時から公式戦に出場すし、高校時代にもオファーを受けた徳永に複数のJリーグクラブが注目するのも自然のことだろう。

 なお、徳永の弟は、現在前橋育英に在籍するMF徳永悠だ。現在行われている選手権大会には出場していないが、3年生の引退した新チームでトップチームで試合に絡めるかが注目される。

 前橋育英のエースナンバーを背負い、鳴り物入りで筑波大の門を叩いた徳永。ガンバ大阪所属のMF鈴木徳真と同じ高校、大学のルートを歩んでいるが、今後の進路に注目が集まる。