ピーター・クラモフスキー監督 写真:Getty Images

 ピーター・クラモフスキー氏は清水エスパルス、モンテディオ山形、FC東京を指揮。2024シーズン限りでFC東京の監督を退任した後はマレーシア代表を率いているが、同氏の発言内容が話題を呼んでいる。

 2024年12月16日に、マレーシア代表監督に就任したクラモフスキー氏。AFCアジアカップ2027予選3回戦から指揮を執るが、同大会予選ではネパール、ラオス、ベトナムと対戦する。

 対戦国ベトナムでは、早くもマレーシア代表新指揮官のコメントが話題に。同国メディア『PHAPLUAT』は1月1日に「クラモフスキー監督は対戦相手について何も知らずに、『マレーシア代表をアジア杯本大会に連れて行く』と語った。これはマレーシアはベトナムを予選敗退に追いやることを意味する」とリポート。ベトナムにとってマレーシアは格下の相手であるだけに、敵将の発言が同国内で波紋を呼んでいるという。

 アジア杯予選3回戦は、2025年3月から2026年3月まで開催。24チームが4チームずつ6グループに分かれて、ホームアンドアウエー方式により6試合を戦うが、各グループ首位のみに本大会出場権が与えられる。

 なおマレーシア代表は、12月発表のFIFAランキングで132位。FIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選で敗退したほか、2024年12月開催のAFF三菱電機カップ(東南アジア選手権)ではカンボジア、東ティモール、タイ、シンガポールと対戦。1勝2分1敗と、グループステージ3位で決勝トーナメント進出(ベスト4入り)を逃した。