韓国2部リーグ降格の仁川ユナイテッドFCは2024年12月31日、かつてセレッソ大阪に在籍していたクロアチア人DFマテイ・ヨニッチの退団を公式発表している。
現在33歳の同選手は、2015年から2シーズンにわたり仁川でプレーしたほか、2017年からC大阪に在籍。来日1年目からYBCルヴァンカップと天皇杯の2冠を達成すると、2018シーズン以降も主力センターバックとして活躍。2021年に中国1部・上海申花へ移籍も、わずか1年でC大阪に復帰している。
ただ2023シーズンに出場機会を減らすと、同シーズン終了後に退団。仁川へ復帰して迎えた2024シーズンは、リーグ戦28試合のスタメン出場で1ゴール。守備陣の中心選手として活躍も、2部降格という結果に終わった。
同クラブは2024年12月22日に元C大阪指揮官である尹晶煥氏の監督就任を公式発表したが、ヨニッチは契約満了でフリーに。C大阪で見られた師弟コンビの再結成とはならなかった。
一方、仁川の公式発表を受けて、日本のサッカーファンからは「ヨニッチ、もう一度Jリーグに戻って来てほしい」「まだJリーグでプレーできると思う」など、Jリーグ再挑戦を望む声も。ただ1日時点で、韓国国内で日本行きの可能性は報じられていない。C大阪で実績を積み重ねてきたほか、移籍金ゼロでの獲得が可能なだけに、同選手の動向に注目が集まる。