子どもが居ないと問題のある家庭認定

そして、次の出勤日。
Aさんから「子どもはいいわよ~!私も晩婚でね、不妊治療受けてようやく授かったんだけどさ。」と聞いてもないことをベラベラしゃべり出しました。

Aさん「ほら、少子高齢化社会でしょ?あなたも子ども、産みなさいよ。人生観変わるわよ~」私は同意できませんでした。

理由は、夫の金銭感覚を考えると…とてもじゃないですが子どもどころではありません。
子どもの養育費というのは、平均して2000万ほどかかるという統計も出てて、我が家には貯金も考えると夫婦2人で暮らしていくのが精いっぱいです。

黙っている私を見て、Aさんが「分かるわよ~他のアルバイトの人なんか孫が出来てからというもの、仕事がサボりがちになっているし、子どもが居たら問題も増えるわよねぇ。急に熱とか出すもんね、子どもって。」……あれ、これはマタハラでは?と思いましたが、マシンガントークのAさんがそんな私の思いは度外視して、自分のしゃべりたいこと延々と話すのです。

後日、Aさん曰く、サボりがちと呼ばれたBさんから

「あなた、問題児ってAさんから聞いたけど、何したの?」
私「何もしてませんよ、問題児ってなんですか?」
Bさん「はぁ…またあることないこと言っているのね、あの人。」
私「なんて言ってたのですか?」
Bさん「不妊治療もしない夫婦仲が最悪の問題ある家庭だってさ。」

その後、続けてBさんが「気にしなくていいよ、Aさんって誰に対しても”問題がある”って言いふらす人で社員さんも手を焼いているのよ。」

……なんだかAさんとは関わりたくなくなってきましたが、仕事上そういう訳にはいかなそうです。