キー・ロールズ 写真:Getty Images

 スコットランド1部ハーツ所属のオーストラリア代表DFキー・ロールズに、移籍の可能性が浮上。すでに複数オファーが届いているほか、本人はJリーグ挑戦に意欲的だという。

 現在26歳の同選手は身長185cmで左利きのセンターバックであり、オーストラリア1部ブリスベン・ロアー、セントラルコースト・マリナーズなどを経て、2022年6月にハーツへ完全移籍。欧州挑戦1年目からセンターバックでレギュラーに定着すると、2024/25シーズンもここまでリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグで1アシストと結果を残しているが、チームは第20節終了時点で11位と低迷している。

 元ヴィッセル神戸所属FW小田裕太郎とチームメイトであるロールズだが、英紙『エディンバラニュース』が12月30日に伝えたところによると、同選手には欧州、アジアの複数クラブがオファーを提示。オーストラリア1部所属クラブからもオファーが届いており、争奪戦は必至だという。

 そんなロールズは、オーストラリア代表での実績も豊富だ。2022年のFIFAワールドカップ・カタール大会全4試合でフル出場しているが、決勝トーナメント1回戦ではアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとマッチアップ。2024年1,2月のAFCアジアカップでも5試合中4試合でスタメン出場したほか、2024年10月15日の北中米W杯アジア最終予選の日本代表戦でもベンチ入りしていた。

 英紙『デイリーレコード』によると、本人は日本戦前に「日本のサッカーは素晴らしい」と絶賛。自身の去就について「今はハーツでのプレーに集中している」と述べつつも、「他のリーグに挑戦するのは、自分のキャリアの中で素晴らしいことだと思うよ。(Jリーグでプレーしている)オーストラリア人選手の調子も気にしている。Jリーグのクオリティーは全体的にトップレベルだし、いつかJリーグでプレーしたいね」と語っていたという。