興梠慎三 写真:Getty Images

 浦和レッズで現役を引退した興梠慎三氏が、同クラブの問題点を指摘。OBの森脇良太氏や槙野智章氏を比較対象として、現所属ディフェンダーに厳しいメッセージを送っている。

 浦和OBである鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルでは、12月28日に興梠氏と鈴木氏の対談企画が公開。興梠氏が自身のの現役時代を振り返っている。そのなかで、話題が現在の浦和に及ぶと、同氏は自身の経験をもとに、こう語っている。

 「(ボールを)奪うのではなく、パスコースを限定する。それだけでも、後ろは相当助かる。その限定の仕方が下手くそ。みんな、そこでボールを奪おうとするから、(相手のボールホルダーに対して)まっすぐ入る。左(のパスコース)を切りながらとかではない。そこがマジで下手」

 守備の局面における元チームメイトの動きを批判した興梠氏だが、「後ろ(DF)から声がかからないの?」と訊かれると、ディフェンス陣の問題点にも切り込んでいる。

 「後ろの選手は声が出ない。ウガ(宇賀神友弥)は、ハイプレスとなった時に、後ろから『イケ!』と言う。その声がない。昔の人(森脇良太や槙野智章など)は、こっちが『うるさいな』と思うくらい声を出す。今はセンターバックが文句言われている」

 なお報道によると、浦和はサンフレッチェ広島からMF松本泰志を獲得することが決定的であるとのこと。対談企画の視聴者からは「松本が運動量豊富だから、こうした問題を解決してくれるでのは?」「松本が浦和を変えてほしい!」といった期待の声が挙がっている。