かつてFC東京、横浜FC、カターレ富山に在籍していたブラジル人MFアルトゥール・シルバは、2024シーズンから大宮アルディージャでプレー。12月13日に契約更新が公式発表されたが、本人が大宮残留の理由を語るとともに、クラブを買収した海外大手飲料メーカー『レッドブル』に期待を寄せている。
同選手は2019年にFC東京へ加入して以降、6年間にわたりJリーグの舞台でプレー。大宮加入1年目の2024シーズンは、リーグ戦27試合のスタメン出場で7ゴールと、クラブのJ3優勝・J2昇格に大きく貢献した。
ブラジルメディア『ge』で12月27日に掲載されたインタビュー記事によると、本人は大宮と契約更新に至るまでの過程について、こう語ったという。
「オファーはいくつかあった。ブラジルからオファーが届いたし、日本のクラブからもオファーがあった。だけど、僕はアルディージャに満足しているから、契約延長という決断に一切迷いはなかったね」
また『ge』は「シルバは2024年1月、大宮と単年契約を結んでいたが。J3優勝後の12月上旬から契約更新にむけての交渉を実施。新たに2年契約を結んだ」とリポート。同選手は2024シーズンの活躍ぶりが評価され、複数年契約を勝ち取ったという。
なお本人は契約更新前の11月下旬にも、『ge』のインタビューに対応。「レッドブルが加われば、クラブの規模はさらに大きくなる。マリオ・ゴメスのプランは、5年以内のJ1優勝、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場であり、ACLE優勝も目指している。このクラブはあらゆる面で進化しているし、僕もこのプロジェクトに参加したいよ」と語っていた。
レッドブル社やサッカーテクニカルディレクターを務める元ドイツ代表マリオ・ゴメス氏への信頼も明かしたシルバ。FW杉本健勇とともに「RB大宮アルディージャ」の攻撃陣をけん引する選手として、ファン・サポーターから期待されている。