京都サンガから東京ヴェルディへ期限付き移籍中のパリ五輪U23日本代表FW山田楓喜は、2024シーズン終了後の海外挑戦が決定的に。新天地はポルトガル1部CDナシオナルだという。
ポルトガル紙『レコルド』は12月27日に「ナシオナルのルイ・アウベス会長は、山田の獲得を認めた」と報じると、『ア・ボーラ』は「ナシオナルは2人のウインガーを獲得」とリポート。同クラブは山田のほかに、ブラジル2部パイサンドゥからFWパウリーニョ・ボイアを獲得したという。
現在23歳の山田は、2020年に京都サンガのトップチームへ昇格。プロ3年目の2022シーズンから出場機会を増やすと、2023シーズン終了後に東京Vへ期限付き移籍。2024シーズンはリーグ戦21試合の出場で5ゴールをマークしたが、フリーキックで精度の高い左足から何度もゴールネットを揺らしたほか、2024年夏に行われたパリ五輪本大会でも3試合でプレーしている。
その山田と京都でチームメイトだったのが、パウリーニョだ。同選手は2022年8月から2023年6月まで京都に在籍。J1リーグ13試合の出場で1ゴール1アシストという結果に終わったが、その後はアメリカ・ミネイロ、ミラソウでプレー。2024年7月からパイサンドゥに在籍しているが、ブラジル2部リーグ18試合の出場で3ゴール2アシストを挙げている。
なおナシオナルは、2016/17シーズン以降2部降格が3度、1部昇格も3度とエレベータークラブという立ち位置に。2024/25シーズンは第15節終了時点で2部自動降格ラインから勝ち点1差の15位に沈んでいる。