小杉啓太 写真:Getty Images

 スウェーデン1部ユールゴーデンIF所属のU19日本代表DF小杉啓太に、欧州5大リーグへステップアップ移籍する可能性が浮上。日本代表DF毎熊晟矢所属のオランダ1部AZアルクマール、FW上田綺世擁するフェイエノールト、それに2023/24シーズンのブンデスリーガ王者であるバイエル・レバークーゼンが同選手の獲得に興味を示しているという。

 現在18歳の小杉は、湘南ベルマーレの下部組織出身。湘南のトップチームへ昇格することなく、2024年3月にユールゴーデンIFへ移籍したことにより、日本のサッカーファンの間で話題を呼んでいた。

 加入当初は出場機会に恵まれなかったものの、8月4日のIFKヨーテボリ戦で後半アディショナルタイムにクロスから同点ゴールをアシストした小杉。9月以降はリーグ戦全試合でスタメン出場と、左サイドバックのレギュラーに定着すると、10月6日のカルマルFF戦では移籍後初ゴールをマークした。

 海外挑戦1年目にもかかわらず、劇的な飛躍を遂げているだけに、湘南出身のサイドバックには早くも他クラブが熱視線を送っている模様。スウェーデンのサッカー情報を専門に扱う『Djurgarden』は12月27日、「スウェーデン1部リーグやUEFAヨーロッパカンファレンスリーグでの活躍をうけて、多くのクラブが小杉に関心を寄せている」とリポート。これによると、レバークーゼンは移籍金600万ユーロ(約9億8800万円)のオファーを用意しているほか、以前にAZやフェイエノールトの興味を示していたという。

 2024年6月開催のモーリスレベロトーナメントに参戦するなど、年代別代表へコンスタントに招集されている小杉。海外移籍、スウェーデンでの活躍で一気に評価を上げているだけに、10代での欧州5大リーグ挑戦が期待される。