徳島ヴォルティス時代、吉田達磨監督の解任直後に突如現役引退を表明したMF島川俊郎。台中FUTUROを経て、2024年12月27日にSC相模原への完全移籍が決まったが、引退撤回からのJリーグ復帰を巡り議論が白熱。徳島サポーターなど一部のサッカーファンからは同選手への批判や異論が湧き起こっている。
現在34歳の同選手は、ベガルタ仙台、東京ヴェルディ、ブラウブリッツ秋田、レノファ山口、栃木SC、ヴァンフォーレ甲府、大分トリニータ、サガン鳥栖に在籍。2024シーズンから徳島でプレーも、柏レイソル下部組織時代から慕う吉田監督のもと、チームは下位に低迷。開幕から全7試合でピッチに立っていたが、4月1日に現役を退いたことで話題を呼んでいた。
本人は引退表明直後、自身のYouTubeチャンネルを通じて「引退の理由は、どうしても許せないことがあったからです。僕の思いは(岸田一宏)社長に全てぶつけましたし、昨日の朝、チームメイトやコーチングスタッフ、トレーナー、マネージャーの方々には、自分の思いを伝えました」とコメント。不満をあらわにしたことは記憶に新しい。
スパイクを脱いだと思われたが、台湾で現役を続けて1年ぶりにJリーグの舞台に戻ってくることになった島川。本人は相模原の公式サイトを通じて、「一度サッカーから離れた事で、サッカーの大きさ、価値、プロサッカー選手という仕事の偉大さを改めて認識しました。日々のトレーニングからこの気持ちを表現したいと思っています。SC相模原のJ3優勝、J2昇格に貢献できる様に日々精進します。よろしくお願いします」とファン・サポーターに挨拶している。
ただネット上からは「1年でJリーグ復帰だと、何でもOKになってしまう」「引退表明って、こんなに軽いのか」「この移籍を認めてしまうと、ガバナンス的に問題あると思う」「契約破棄して現場から逃げただけ」などと、否定的な意見が噴出。