小森飛絢 写真:Getty Images

 ジェフユナイテッド千葉は、ブラジル1部アトレチコ・ゴイアニエンセからブラジル人FWデレクを期限付き移籍により獲得することで合意した模様。2024シーズン限りで契約満了により退団したFWドゥドゥや、ステップアップ移籍の可能性が報じられているJ2得点王FW小森飛絢の後釜として期待される。

 ブラジルの移籍市場に精通しているジャーナリストのヴェネ・カサグランデ氏は、12月24日に「ジェフユナイテッド千葉がアトレチコに対して、レンタル移籍によるデレクの獲得オファーを提示。アトレチコは今後数時間以内に回答する見込み」と報道。アトレチコ側の意向について「海外クラブへの放出に前向き」と伝えていた。

 すると同氏は26日になって「アトレチコは千葉からのオファーを受け入れた。200万ドル(約3億1400万円)の買い取りオプション付き、レンタル料20万ドル(約3100万円)で貸し出す」とリポート。クラブ間合意に達したことにより、千葉への期限付き移籍は決定的だという。

 現在27歳のデレクは、身長185cmで左利きのストライカー。2019年10月からウクライナ1部メタリストに在籍していたが、FIFA(国際サッカー連盟)の特例移籍により、2022年4月に母国復帰。シャペコエンセ、グアラニを経て、2024年4月からアトレチコでプレー。加入1年目の2024シーズンは、1部リーグ25試合の出場で3ゴール1アシストをマーク。ただスタメン出場は11試合と、レギュラー定着には至らなかった。

 なお千葉は12月25日までに、ドゥドゥの退団、ロアッソ熊本所属FW石川大地の獲得を公式発表。小森の去就は依然として不透明だが、デレクには来日1年目から2桁ゴールを挙げるほどの活躍が求められそうだ。