1月の移籍市場がもう少しで開くなかで、今季のプレミアリーグで1試合未勝利ながら4位に位置しているアーセナル(イングランド1部)は攻撃強化のオプションとして、ウルバーハンプトン・ワンダラーズ(同1部)に所属するブラジル代表FWマテウス・クーニャ(25)の獲得に興味を持っているようだ。
イギリス『アスレティック』によれば、アーセナルは長年クーニャを高く評価しており、その中でも特に今季のパフォーマンスに感銘を受けているようだ。しかし、26日に行われたプレミアリーグ第18節でマンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)に2-0で勝利したウルブスは、17位に位置していることから、シーズン途中に重要な選手を売却する意思はないという。
ただ、アーセナルは同クラブがチャンピオンシップに降格した場合、来夏にクーニャ獲得に向けて何らかの動きをする可能性があるとのこと。ウルブスは今夏にチェルシー(イングランド1部)へ売却したポルトガル代表FWペドロ・ネトに近い金額を求める見込みで、同選手の移籍金は5000万ポンド〜6000万ポンド(約98億7000万円〜約118億5000万円)と見積もられており、現時点で1月に契約する可能性は低いようだ。
ブラジル代表として11キャップを誇るクーニャは2022年12月にアトレティコ・マドリード(スペイン1部)からウルブスへレンタル移籍。翌シーズンから完全移籍に移行すると、今季は鋭いドリブル突破やチャンスメイク能力の高さなどを武器にここまでのプレミアリーグ18試合で10ゴール4アシストを記録している。
なお、アーセナルは今季のプレミアリーグ16試合で5ゴール10アシストを記録しているイングランド代表FWブカヨ・サカが直近の試合で負傷。試合後に松葉杖姿でスタジアムを去っていたことが確認されていたが、離脱期間は明らかになっていない。