J2降格の北海道コンサドーレ札幌は、MF菅大輝(サンフレッチェ広島へ移籍)、MF駒井善成らに契約満了を通達。MF浅野雄也、DF岡村大八の退団も決定的と報じられるなか、MF高嶺朋樹を再獲得する可能性が浮上。三上大勝代表取締役GM(ゼネラルマネージャー)が、選手側への接触や本人の意向について語っている。
三上GMは12月19日放送の『コンサ三上GMのGreatVictory!』(三角山放送)で、「岩政大樹監督と話しているなかで、監督とも同じような考えを理解することができている」などと、新監督とコミュニケーションをとりながら補強戦略を練っていることを強調した上で、「(我々のもとで)今季プレーした選手を大きなベースにする」と大枠の方針を明かしている。
その中で、札幌の下部組織出身であり、2022シーズンまで同クラブのトップチームでプレーしていた高嶺については、「現時点でクラブから正式に何か発表できるような状況ではない」と前置きした上で、こう語った。
「1年でのJ1復帰、そしてその先のコンサドーレの在り方という部分から考えたときに、高嶺のような選手が戻ってくれることがこの時点であれば、我々のやりたいサッカーに対して大きなプラスになる」
「本人が『今後も海外で』という思いを持ちつつも、どこかのタイミングではJリーグ復帰があることも分かっている。彼にこのようなこと(札幌復帰)について話をさせてもらったときに、彼のコンサドーレに対する思いを再確認することができた。高嶺も外(他クラブ)でプレーしてきたことによって、札幌の良さや可能性を話をしてくれた。ひとりの選手としても、人間的にも、クラブからすると魅力を感じている」
「あれだけの選手なので、他のJクラブさんも興味を持っていると、僕は認識している」と争奪戦を覚悟している三上GM。ベルギー1部の舞台でコンスタントにプレーしているだけに、獲得が実現すれば札幌にとって大きな戦力になることは間違いない。