アルネ・スロット新監督のもと今季のプレミアリーグで首位に位置するリバプールは、今夏に中盤の強化としてレアル・ソシエダ(スペイン1部)に所属するスペイン代表MFマルティン・スビメンディの獲得に動いていたが、失敗に終わった。
蓋を開けてみればオランダ代表MFライアン・グラフェンベルフが台頭したなかで、リバプールは日本代表MF遠藤航のライバルとなりうる中盤の補強を望んでいる模様。スペイン『ムンド・デポルティーボ』によれば、リバプールはポルト(ポルトガル1部)でプレーするスペイン人MFニコ・ゴンサレス(22)の獲得に興味を持っているという。
リバプールは今季のポルト戦を頻繁に視察しており、そのターゲットはアルゼンチン代表MFアラン・バレラ(23)だと予想されていたという。しかし、リバプールは実際に興味を持っていたのはニコだったという。
下部組織から過ごしたバルセロナ(スペイン1部)でプロキャリアをスタートさせたニコは、バレンシア(同1部)へのレンタル移籍を経験して2023年夏にポルトへ加入。両足から繰り出される高精度のパスと卓越したボールコントロールを武器に今季はここまでプリメイラ・リーガ15試合で4ゴール3アシストを記録している。
なお、ニコには6000万ユーロ(約98億2000万円)の契約解除金が設定されており、そのうちの40%は古巣であるバルセロナに流れるとのこと。また、バルセロナは2025年夏まで3000万ユーロ(約49億1000万円)の買い戻しオプションを保有しているようだ。