ホラー映画にもなった海外の「呪いの人形」として有名なものが「アナベル人形」だろう。映画では古めかしく、非常に恐ろしい顔をしていたアナベル人形だが、実際のアナベルは「ラガディ・アン」という布製の可愛らしい人形だ。

「ラガディ・アン」人形はさまざまなメーカーが長年作ってきた布人形で、アナベルに該当するものは1962~1983年にかけてニッカーボッカー社が制作したものになる。このラガディ・アン人形は映画化されたアナベル以外にも動き出したり、奇妙な現象を引き起こしてしまうようだ。映画のモデルになったアナベル人形はアメリカはコネチカット州の『ウォーレン・オカルト・ミュージアム』という霊能者のウォーレン夫妻が開設した博物館に今も飾られているのだが、イギリスにも『呪われたラガディ・アン人形』のアナベルが存在するという。

 こちらのアナベルはイギリスのロザラムにある「Museum of Haunted Objects」というオカルト関連の物品を集めた資料館に展示されている。この資料館を経営するリー&リンジ・スティア夫妻によれば、こちらのアナベルは2019年にとある寄贈者から「交通事故を起こす人形」という触れ込みで譲り受けたものだという。

 妻のリンジ・ステアさんは「私はエイリアンや幽霊など、オカルトに関するあらゆるものを見て育ったので、アナベルの超常現象に怯えるというよりは興味を持っていました。しかし、アナベルの行動には恐怖を感じるものがあったのも確かです」と語る。

 異変は夫妻が人形を手に入れた直後から始まったという。突然、リンジさんと彼女の親しい友人の一人が、誰も説明できない謎の病気に襲われたのだ。

呪いの人形「第2のアナベル」が存在した! 所有者が交通事故、原因不明の病に…
(画像=画像は「Mirror」より,『TOCANA』より 引用)

「私はなぜか体調を崩してしまい、1週間ほど入院してしまいました。胃にひどい痛みがあり、激しく体調を崩していたのですが、異常なほど原因がわからないんです。今でも医師は私の体のどこが悪かったのか分からないとのことです。仲の良い友人の一人も同様に重病になり、口の中に膿が出たり、いろいろなことがありました。とにかく異様でした」

 さらに事態は悪化し、人形の元の持ち主が予言していたように、あわや交通事故に遭いかけるといった事が相次ぐようになった。更に人形が資料館に到着してから2年後、ウィジャ板を用いた降霊セッションで、理由もわからずテーブルがひっくり返されたこともあったという。

「アナベルは私たちの占いテーブルの椅子に座っていました。そのテーブルはとても頑丈で、金属の脚で支えられているので、倒れたり崩れたりするはずはないのです。なぜそうなったのか、論理的な説明はできませんが、その時アナベルがまっすぐ立っていたのが印象的でした」とリー・ステア氏は語っている。

 この人形が様々な事象と関係があるかどうかについてはまだ議論の余地があるが、第二のアナベル人形が話題になる日も近いのかもしれない。

文=田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

提供元・TOCANA

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