チヤホヤされると勘違いする

情報発信者になると、一部の熱狂的な視聴者から応援される。この経験は勘違いさせることがあるので、実はかなりリスキーである。

オフ会を開けばサイン、握手、写真撮影を求められ、目を見て「あなたが好きだ」と言われる。発信者になって、こうした経験をしてしまうと、まるで自分が芸能人であるかのように錯覚する人が出ても不思議ではない。自分も好意的な対応を受けた経験があるのでわかるつもりだ。

しかし、たとえ一部の人からチヤホヤされても勘違いすることはビジネスマンとしての寿命を著しく縮めてしまう。繰り返すが、視聴者の99%はその人の「情報」が好きなだけである。勘違いして余計なプライベートな雑談ばかりしだすと、特にその人に興味がない99%の人からは「コンテンツの質が低下したので、これ以上関わっても時間のムダ」と認識され、敬遠される。そのため、決して余計なことはせず、淡々と有益な記事や動画を出し続けるだけでいいだろう。

ビジネスの寿命は「余計なことをする」と縮むようになっている。不祥事、反社会的行為などがその筆頭だが、「痛い勘違い」もその一つだと思っている。痛いと覚められる。「誰も自分に興味はない。有益な話に価値を感じているだけに過ぎない」くらいに冷静に考えて、とにかく良いコンテンツ作りだけに全力集中すべきだろう。

 

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