■「女子トイレを…」役所が明かすポイント
ネット上では、男女の距離を離した構造に注目が集まっていた。リニューアルの際、実際にどの辺りを意識したのか。
こちらの質問に対して、担当者からは「女性が人目を気にせずに入れるよう、女子トイレの出入口を男子トイレからなるべく離し、建物の奥側に設置しています」「周辺道路の高さの状況から、バリアフリートイレの出入口を建物の中央に設置することで、結果的に床面の平坦性を確保できるため、男子トイレと女子トイレの間に設置しています。また、地下ピットを設置し、災害時に汲み取り式の便所として利用できる仕様としています」という回答が得られた。
今後も、中央区では老朽化の程度や公園等周辺施設の改修のタイミングを考慮して、順次改築する予定だという。一人でも多くの人が利用できる公衆トイレが増えることを期待したい。