ご存知の通り、私はお酒が大好きです。ワインだけではなく日本酒やウイスキー、そして最近はクラフトビールもよく飲みます。

様々なお酒の中で、やはり1番好きなのはワインです。私の場合、ワインの銘柄や造り手にそれほどこだわりはなく、1本10万円を超えるような高級ワインは、特別な機会以外には滅多に飲む事はありません。

白はシャルドネ、赤ピノノワールと好みのぶどうの種類も偏っており、ソムリエやワイン、エキスパートの資格を取るつもりもありません。ソムリエではなく「飲むリエ」を目指しています。

ワインに惹かれるのは、ぶどうから作られる独特の香りもありますが、他のお酒にない特徴として、生産された年(ヴィンテージ)が存在することが挙げられます。

ボトル煮詰められてから1度も外気に触れることなく長期間熟成して、飲む時に初めて外の空気に触れる。そこに何度も家のロマンを感じます。

長期熟成のお酒は、他にもありますが、ワインの場合は生まれた年のいわゆる「バースデービンテージ」のワインを飲む楽しみもあるのです。

今週出かけた麻布十番にあるブルゴーニュワインの専門店で、一緒に出かけたメンバーそれぞれのバースデーヴィンテージを順番に飲むという、とても贅沢な機会がありました。

1989年の次に開けてもらったのは、私のバースデービンテージの1964年のブルゴーニュワインでした。