スギ花粉アレルギーの治療法として、シダキュアという薬を使った舌下免疫療法があります。
これは、薬によってアレルギー反応に徐々に体を慣らすことによって、症状を改善していく長期的な免疫治療法です。
1日1回処方された錠剤を舌の下側で溶かして服用していくだけ。時間はかかりますが、治療が完了しなくても、少しずつ症状が改善することが期待できます。
花粉症の診断を受ければ、保険が適用され、経済的な負担は毎月3000円程度とそれほど大きくありません。
何より長期で継続するという治療方法が、私の性格にぴったりです。
しかし、今年の花粉症の流行と製薬会社の生産能力の問題で、このシダキュアが現在不足しています。特に、導入時に使用する成分量2,000単位の錠剤が手に入らない状態です。
そこで、私が治療を受けているクリニックから提案があったのが、成分量5,000単位の錠剤を自分で半分にカットして(写真)、服用を始める変則的な方法です。
5,000単位の半分だと2,500単位ですから、通常の導入治療の量よりやや多くなりますが、問題がないとの説明でした。
来年になると、花粉症シーズンが始まり、治療を開始することができなくなります。