ドイツ陸軍のレオパルト2A5出典:Wikipedia

日本の報道機関はレオパルト2戦車のことを「レオパルトツヴァイ」ではなく「レオパルトつー」と言うがなぜ英語とドイツ語が混じっているのか

Leopard2の日本語表記がレオパルト2をレオパルト・ツーはおかしい、英語とドイツ語がちゃんぽんだという指摘です。英語読みで統一するならばレオパルド・ツーなわけです。

実はぼくは、昔はレオパルド2と書いていました。英語メディアの人間がみんなそう呼んでいるからです。でもそう書くと戦車オタクから、ドイツ語表記ではレオパルトだ、お前ら物をしらないとか、編集部が因縁つけられたりするわけです。

でもね、その当人はレオパルト・ツーと言って疑問を感じなかったりするわけです。

全部言語に忠実ならばMP5やGSG9だって全部ドイツ語読みにしないといけないわけです。

よく一緒になる英国の専門誌の発行人は、「お前ら日本人は何でPANZERをパンツァーと発音するんだよ。あれはパンザーでいいんだよ、パンザー!」と力説しておりました。英語圏ではそれもありなわけです、ウィーンはヴィエナだし、ワーテルローはウォータールーだし、言語と英語読みでは異なること少なくありません。

こういう表記の問題はそれまでの慣習とか、いろいろな経緯があって定着しているので、これが絶対正しいのだ、というのはほぼ無いと言っていいかと思います。ただ表記に疑問を持つことは大切だと思います。