ハンマーの轟きも、ミュンヘンの時よりほんの少し小さく感じる。とはいえもちろん、真上あたりの席の観客は、1度目は文字通り飛び跳ね、2度目はウキウキしながら振り落とされる瞬間に目を凝らしてた。
サー・サイモンのいでたちは、上下黒、ジャケットはよーく見ると極薄いペイズリーモチーフ。シンプルな靴は、チラッと底が赤いような。スコアなし(見ながら振る指揮者の方が好き)。
80分の熱演の後、大喝采と大拍手に包まれる、サー・サイモン&バイエルン放送響。ヤンソンスの魂がまだ宿るオーケストラに、私もたくさん拍手送る。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年10月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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