人生の質を下げるネガティブ思考
「マインドレスネス」という言葉があります。これは、注意が散漫な状態、無意識の状態のことであり、「自動操縦モード」とも言われます。忙しいときやプレッシャーに負けそうなとき、ストレスを感じているときには、心は簡単にネガティブ思考に陥ります。
脳をコンピューターにたとえてみましょう。記憶された膨大な過去のデータはハードディスクに蓄えられています。そして、現実に起こるすべてのことに対応していく力がメモリであり、メモリ上で動いているのがソフトやアプリと表現できます。
メモリは、パソコンで行う作業を一時的に記憶する部品のことです。作業をする際、机が大きいほど、たくさんのモノが載せられて使いやすいですよね。作業時に必要な容量といえ、どんなに優れたPCでも、メモリの容量以上の処理をさせると、動きが悪くなります。処理能力を適切なものにしないと、パフォーマンスが発揮できなくなります。
マインドフルネスは、Googleをはじめ、多くのグローバル企業で導入されて日本でも関心が高まっています。感情をうまくコントロールできれば、私生活は充実し仕事のパフォーマンスも向上すると考えられています。マインドフルネスで、こころ豊かな生活を実現しましょう。
尾藤 克之(コラムニスト・著述家)
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2年振りに22冊目の本を出版しました。
「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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