また、自分の資産を投資してリスクをとっているわけではありませんから、外れても経済的損失も無いのです。

資産運用はギャンブルのように予想して当てにいくものではありません。マーケットの変動にかかわらず、安定した収益を得られる方法で継続するのが正しい方法です。

日本株に関して注意しなければいけないのは、日本の国としての衰退と日本株の値動きは、必ずしも連動するものではないと言うことです。

株価とは企業の将来の収益に対するマーケットの予想から形成されるものです。日本経済がデフレから脱却し、企業が構造改革を進め、海外からの収益で業績を向上させる。それが実現できれば、人口減少と高齢化で衰退する日本の将来と関係なく、株価が上昇してもおかしくはありません。

経営者アンケートでは、日経平均の最高値が4万円を超えると予想した人は1人もいません。

しかし、出遅れている日本株に外国人投資家や日本の個人投資家のNISAの資金が流入すれば、全員の株価予想が外れる可能性は、かなり高いと思います。あ、これは私の株価予想ですから、やっぱりあてにしてはいけません(笑)。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年1月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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